おとといから、劇団の大先輩西本裕行さんとのふたり芝居、
「父と暮せば」(井上ひさし・作)の稽古が始まりました。
四年前に、この芝居を上演するために西本さんを中心とし集まった数人で
yushi-no-kaiを立ち上げ、四谷三丁目の喫茶茶会記の奥の小さなスペースをお借りして上演、
以来幸いにも川崎、ブルガリア、飯塚などさまざまな場所で毎年夏に公演をかさねてきました。
昨年は諸事情により上演できず皆残念な思いをしましたが、今年は私たちの悲願がかない、
5月に喫茶茶会記で5日間、8月に福島県いわき市の草野心平記念館で1日、
そして9月に新所沢の松明堂音楽ホールで2日間上演できることになりました。
終戦から3年後の広島。
ひっそりと一人静かに暮らす美津江と、そこに現れた父親の会話を通して、
「生きる」ということを見つめなおした作品です。
今回の稽古では、2年ぶりに帰ってきた我が家の空気が吸えることと、西本さん演ずるおとったんとの会話がうれしくて、新鮮な気持ちで芝居に向き合っています。
大好きな、大好きな作品ですので、ぜひたくさんのかたに観ていただきたいです。