五叉路のグラフィティ

田舎者からの便り...。

快盗ルビイ

2024-06-23 00:06:23 | 映画

『ボクのマンションの上の部屋に越してきたのは オシャレで可愛くてチャーミングなレディ。
しかしそれは、世をあざむく仮の姿 実は彼女は天才的な大ドロボーだったのである。』

快盗ルビイ(1988年東宝)総天然色映画
監督・脚本▶和田 誠 原作▶ヘンリイ・スレッサー
キャスト▶小泉今日子(加藤留美)真田広之(林 徹)水野久美(徹の母)ほかお楽しみゲスト
主題歌▶『快盗ルビイ』唄▷小泉今日子 作詞▷和田 誠 作曲▷大瀧詠一 編曲▷八木正生

先日、BS-TVで久々(1988年の公開以来)この愉快な映画を見ました。
いや~楽しかったな。小泉今日子のアイドルの魅力が画面いっぱいに弾け(当時22才)、
劇中ミュージカル風の挿入歌『たとえばフォーエバー』も披露するサービスぶり。

1950年代ハリウッド製米国映画のシチュエーションコメディを彷彿させる物語は楽しい。
<ルビイ&徹>のズッコケ快盗コンビ(”怪盗”じゃない!)の結末やいかに!? 

主人公の名前からして洒落ています。
加藤 留美 ☞ ㋸ 快盗 ルビイ ... Kyon²が真田広之に仇名”ルビイ”と呼ばせようとする
林  徹  ☞ ㋣ 気の弱い林 徹 … さしずめルビイにもて囃され、獲物を盗る...ってとこかな。
      でも、眼鏡を取る と意外に二枚目ね。 ㋸ ☞ ♡💛💓 

肩の凝らない楽しい映画、この年のキネマ旬報ベストテンで10位なんだから大したもの。


脚本は短編ミステリーの名手ヘンリイ・スレッサーの原作を和田誠が大胆に仕立て直したもの。
TVのヒッチコック劇場に脚本を書いているH・スレッサー(A・ヒッチコックのお気に入り作家)
の短編ミステリーに興味を持ち、原作など僕はいくつか読みましたよ。
 うまい犯罪、しゃれた殺人 A Bouquet of Clean Crimes and Neat Muders(1960)
 ママに捧げる犯罪 A Crime for Mothers and Others(1962) 
 快盗ルビイ・マーチンスン A Collection of Ruby Martinson Stories(1957)
 最期の言葉 The Last Word(2007)

(和田 誠イラスト使用の映画ポスター)
映画の前売り券を買った時、映画館で貰ったこのポスターをしばらく部屋に貼ってましたよ。

お楽しみはこれからだ』を真似てこの映画の名セリフを紹介しましょう。ドロボー計画の
下準備ばっちりで? いよいよ決行前日のふたり、チカラ関係がわかる可笑しな会話から。
 ㋸「いよいよ明日だからね」
 ㋣「会社があるよ」
 ㋸「気分が悪いとか言って、休みなさい」
 ㋣「ああ、たぶん本当に気分が悪くなるだろうね」

コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ディスコ帝国の栄光と崩壊 ~... | トップ | ゲッタウェイ »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
小泉今日子 (りりん)
2024-07-01 21:24:49
こんばんは
映画はチェックしてるのですが、残念ながらこの映画の放送は観なかったです。残念(^^♪
あの和田誠さん監督作品なのですね。
イラストも素敵
キョンキョンも好きだけど、真田広之が好きなので観たかった。
うちの弟、キョンキョン大好きでした。
返信する
総天然色映画 (moondreams)
2024-07-01 21:44:22
今晩は。

1作目が白黒で撮った「麻雀放浪記」だったので、今度はカラーで”総天然色映画”なんて和田監督の映画好きらしい一面が出ていますよね。

キャストもメインキャスト3人以外、公開時は伏せていました。今は、SNSなんかでなんでも公開されてしまい、情報が溢れすぎとも思います。

今度、TV放映等機会があったら 是非。
返信する
こんばんは (echigo-buta)
2024-07-18 00:08:32
オ~、ポケミス!!
昔(20~30代の頃)は憧れのシリーズでした。
ですが懐がいつも淋しかったので、割高なポケミスではなく文庫(HM)に降りてきたタイトルを購入してました。
因みにヘンリイ・スレッサーは読んでませんでした(;^_^A
そういえば今の文庫本は分厚い物になると定価が1000円台するようで・・・
ここまでくると “文庫=安い本” のイメージが全く湧きません (-_-メ)
返信する
ハヤカワ・ポケット・ミステリ (moondreams)
2024-07-20 08:06:29
echigo-butaさん コメントありがとうございます。
早くも夏バテで返答がおくれてしましました (-_-;)

ポケミスは、外国人作家の推理・ミステリー専門の小粋な小説が読めていいですよね。
本のサイズは独特な『ポケット・ブック判』だし、小口と天地が黄色に染色してる装丁も憧れの要因になったのかしら。

>厚い物になると定価が1000円台・・・ “文庫=安い本” のイメージが全く湧きません

書店の閉店が多くなってきており、本が売れなくなった時代になりましたからね。
返信する

コメントを投稿

映画」カテゴリの最新記事