Buono!な毎日♪

毎日が美味しい生活でありますように・・・

季節のしつらえ

2007-12-16 20:50:00 | 日本の伝統
師走になり、来週は冬至を迎えます。

日本には、正月、節分、節句・・などと、沢山の年中行事があります。
そういった季節の節目に、
季節を盛る、言葉を盛る、心を盛ることで、新しい節目を迎え、
感謝を表す「しつらい」を、先日体験してきました。

今回は、睦月(正月)のしつらい。
鏡餅のお供えや、食べ物でのお供えの仕方を教えていただきました。
この日の供え物として、

・鏡 餅 : 大小2つ重ねるのは、福徳の重なることを願う心
・枯露柿 : 修練の後には床上の飾り物にまで成り得るという精神の気高さ
・黒 豆 : まめに過ごす-「まめに健康で達者で」
・勝 栗 : 「勝つ」の祝詞
・五万米(田作り):豊穣や子孫繁栄を願う

が準備され、時計回りでお供えをしていきました。
ここで注意したいのが、逆の左回りは、「死者を迎える」といういわれが
あるそうなので、絶対にしてはならないそうです。

これが今回の供えものです。


お供え物は、神様なので、上から撮ってはいけないとのことで、
下から撮りました。(イマイチですが・・)

鏡餅は、
鏡:「神」
餅:「稲作文化」
日本の節目には必ず餅が神に奉られます。
正月は鏡餅、桃の節句にはひし餅、端午の節句には柏餅。
春のお彼岸には牡丹餅、秋のお彼岸にはおはぎ・・・。
日本はやはりお米の国なのですね。

また、よく鏡餅の一番上にミカン(橙)が乗っていますが、
このミカンにもきちんと意味があり、
ミカン(橙):「代々繋がっていきますように」
だそうです。


こちらのお正月のお供えもキレイでした。
鈴を表わしています。

柑橘類は、橘という言葉が「吉日」に繋がり、
鈴は、お参りするときの「パンパン」と手を打つ時の「音」と
神様が繋がっていることを表わします。


こちらは、季節の野菜でお祝いを表現。


全ての野菜に「芽」が出ています。
これは「お芽出とう」を表わし、白の大根と赤の蕪で
「紅白」を表わしています。

・・という具合に、何でも意味があるのですね。


しつらえは、陰陽五行や二十四節気も勉強できるので、
色んなものが繋がり、そして、日本人には暦というのは
欠かせないものなのだなと、つくづく思いました。


この年末から、こういった「しつらえ」を出来る限り
心がけていこうかなと思ってます。

毎日があわただしく過ぎて行き、イライラをしたり、バタバタしたり・・
でも、こういった心がけで、一呼吸おくことができ、背筋も伸び、
季節を感じ、日々あることに感謝をし、
毎日、丁寧に暮らしていけるのかなと思います。

今回教わったお教室は、杉並の浜田山にある
室礼】です。
山本三千子先生です。
とても素敵なお教室なので、お勧めです。
HPもかなり濃い内容なので、一見の価値はありますよ。

「生き方」の表現

2007-12-10 00:09:34 | ひとりごと
OrganicBaseの奥津マネージャーのBlogを見て、
心に響いた。


奥津マネージャーが「base cafe」を作るときに、
西荻の「魯山」の店長に言われた言葉。

    
   「店をやるってことはね、オーナーの全てを
    さらすって、こと。
    奥津くんの、生き方が問われているんだよ。」


生き方か・・・

店作りはセンスも問われる。
評価も直接響いてくる。
なので、プレッシャーも相当だと思う。
でも、自分を表現するには、最高の場でもある。


今日、蕎麦打ちを体験してきた。
思ったより大変だったけど、それがまた楽しかった。

おもしろかったのが、みんなそれぞれ性格が出ること。
のし方や切り方がそれぞれで、また、茹で上がった蕎麦の味も
それぞれだった。

ものづくりの良さというのは、
そのもののイメージや作る過程の楽しさ、
また、自分のありのままが表現される。

それを人に提供する、お金を払ってもらうということは、
とても責任重大なのである。
単に、趣味の延長線でやっていては、駄目なのである。


お客様というのは、二通りあるような気がします。
商品そのものが好きで通う人。
作り手自身に惚れこむ人。


私は、食事に出かける際の店の見極めとして、
料理の美味しさももちろんですが、
その作り手の「仕事」、人柄を見ます。
初めての時はわからないので、その店の、その作り手の評価を
ある程度調べてから行きます。

実際に行ってみて、きちんと「仕事」をしている人のお店には、
再訪したくなります。
作り手の‘訴え力’に惚れてしまうんです。

その‘訴え力’も「生き方(こだわり)」なのかなと・・・


単に、ものを作ることは簡単なのかもしれない。
でも、そこに「生き方(こだわり)」という要素を加えると、
途端に難しくなる。違うものが出来上がる。
その人の「想い」が形になるのだから、
すごくいいものが出来上がるはず。


今日はちょっと、ガツッんとやられた。

「生き方」か・・・


大丈夫か?私の「生き方」。
ちょっと不安。
ちょっと反省。

まずは一番の理解者、YUTAに認められるようにならないと。


精進あるのみ。
前進あるのみ。







オーガニックワイン講座

2007-12-06 00:36:47 | レッスン
先週、伊勢丹チャヤマクロビオーガニックワイン専門店マヴィさんとの
コラボで、オーガニックワインミニ講座が開かれました。
講師はマヴィの代表取締役の田村安さん。
現在、NPOヨーロッパオーガニック協会の代表理事もされていらっしゃいます。

田村さんは元々、某大手醤油メーカーのマーケティングマネージャーとして
ヨーロッパに駐在していらっしゃったそうですが、駐在していたフランスで、
素晴しいオーガニックワインに出会ったそうです。

また、時を同じくして、ワインの実態を知ってしまう出来事があり、
(記載は控えます)
それ以来、帰国してオーガニックワインのみ扱うマヴィを設立したそうです。


オーガニックな葡萄は、まず洗わない。
そして、化学肥料を使わない、農薬・除草剤を使用しないなど、
体にも環境にも優しい作り方。
当然、味も喉ごしはいい、料理の邪魔をしないくらい、変なエグミのない
美味しいものに仕上がります。

でも、反面、生産コストがかかり、純正なのでごまかしが利かない。
海外から輸送するにも通常の10倍のコストがかかるそうです。
温度管理も必要なので、通常の3倍の費用をかけて、保管するそうです。

環境を考えると、どうしてもコストとの関わりから離れることができないのが、
なかなか生産者も販売者も広がっていかない理由なのだと思います。
それでも最近は、色んなお店で飲めるようになりましたねっ。


ワイン以外の話で、いいお話も聞けました。

ヨーロッパは世界で有数のメンテナンス社会。
古い建築物にしても、壊さず、それを直して、残して、生かして、
伝統を守り、それを誇りとして守っていきます。

日本はどうでしょう。特に東京。
バンバン古い町を壊し、新しいビルを建てまくってます。
もちろん、集客数が増え、経済効果も上がりますが、
買収された地権者達は、それで幸せなのでしょうか・・
まあ、東京はそういう役回りなのでしょうけど。。。

ヨーロッパのようなメンテナンス社会だと、
その都度、雇用が行われ、人に仕事が与えられ、生活が出来ます。

メンテナンス → 雇用 → 生活力 → メンテナンス → 雇用・・・

まさに、循環しているのです。
無駄な費用もかからない。伝統は守られ、そして、
みんながHAPPYになるのです。

こういうサスティナブルな社会を築く日本に、早くなっていって
欲しいですね。


さて、講義修了後は立食パーティでした。
チャヤさんのお料理とオーガニックワインを堪能しましたよ♪




たまにはこういう講義もいいものです。
普段聞けない裏話も聞けますからね。


ちなみに、池袋の「たまTSUKI」でも、マヴィさんのワインが飲めます。
卸は、伊勢丹新宿店のみだそうです!
赤坂のマヴィ本店では、ちょっとしたワイン講座も行われているみたいです。
薀蓄好きの人は、ちょっとのぞいてみるのもいいかもしれませんね。

リマのみんなへ

2007-12-03 23:14:45 | マクロビ
昨日は試作会でした。

上級クラスは、今までに習ったものを生かしてレシピ作成。
何を作るかは、その人次第。
だからかどうかわからないけれど、会場の熱気はすごかった!
場所が今までと違ったからなのか・・
とにかく、人の多さ、「気」の流れがいつもと違った気がしたのは
私だけだっだのかな・・・

試作会も3回目とはいえ、やっぱり緊張しました。
先生に味見してもらい、内容を説明し、評価を頂く。
しかも、よりによって、川内先生(うれし涙)。
ものすっごく緊張しました。

一緒に1年間受講したみんなの作品もすばらしかった!
そして美味しかった!!
1年前のみんなの作品は食べていないけれど、確実に上達していることが、
作品を見て感じられました。
食に対する意識の高い人たちは、「見せ方」もセンスがあるんですよね。
もう、脱帽の嵐でした。











この場を借りて・・・


みんなへ。
この1年間、一緒に受講できたこと、感謝しています。
1年前は、こんなに仲良くなれるとは思ってもみなく、
ご飯を食べに行ったり、旅行に行ったり、色んなイベントに参加したり・・・
いつも本当にありがとう。
毎月、みんなに会えることが、本当に楽しみでしたよ!
沢山の事を吸収し、沢山の刺激とパワーをもらいました。

来年からはバラバラになってしまうけれど、
それでも、想いはみんな同じなので、お互いの活躍を励みにし、
みんなで成長して行こうね!

同窓会、やろうね!!


                       mickysuke