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オーガニックワイン講座

2007-12-06 00:36:47 | レッスン
先週、伊勢丹チャヤマクロビオーガニックワイン専門店マヴィさんとの
コラボで、オーガニックワインミニ講座が開かれました。
講師はマヴィの代表取締役の田村安さん。
現在、NPOヨーロッパオーガニック協会の代表理事もされていらっしゃいます。

田村さんは元々、某大手醤油メーカーのマーケティングマネージャーとして
ヨーロッパに駐在していらっしゃったそうですが、駐在していたフランスで、
素晴しいオーガニックワインに出会ったそうです。

また、時を同じくして、ワインの実態を知ってしまう出来事があり、
(記載は控えます)
それ以来、帰国してオーガニックワインのみ扱うマヴィを設立したそうです。


オーガニックな葡萄は、まず洗わない。
そして、化学肥料を使わない、農薬・除草剤を使用しないなど、
体にも環境にも優しい作り方。
当然、味も喉ごしはいい、料理の邪魔をしないくらい、変なエグミのない
美味しいものに仕上がります。

でも、反面、生産コストがかかり、純正なのでごまかしが利かない。
海外から輸送するにも通常の10倍のコストがかかるそうです。
温度管理も必要なので、通常の3倍の費用をかけて、保管するそうです。

環境を考えると、どうしてもコストとの関わりから離れることができないのが、
なかなか生産者も販売者も広がっていかない理由なのだと思います。
それでも最近は、色んなお店で飲めるようになりましたねっ。


ワイン以外の話で、いいお話も聞けました。

ヨーロッパは世界で有数のメンテナンス社会。
古い建築物にしても、壊さず、それを直して、残して、生かして、
伝統を守り、それを誇りとして守っていきます。

日本はどうでしょう。特に東京。
バンバン古い町を壊し、新しいビルを建てまくってます。
もちろん、集客数が増え、経済効果も上がりますが、
買収された地権者達は、それで幸せなのでしょうか・・
まあ、東京はそういう役回りなのでしょうけど。。。

ヨーロッパのようなメンテナンス社会だと、
その都度、雇用が行われ、人に仕事が与えられ、生活が出来ます。

メンテナンス → 雇用 → 生活力 → メンテナンス → 雇用・・・

まさに、循環しているのです。
無駄な費用もかからない。伝統は守られ、そして、
みんながHAPPYになるのです。

こういうサスティナブルな社会を築く日本に、早くなっていって
欲しいですね。


さて、講義修了後は立食パーティでした。
チャヤさんのお料理とオーガニックワインを堪能しましたよ♪




たまにはこういう講義もいいものです。
普段聞けない裏話も聞けますからね。


ちなみに、池袋の「たまTSUKI」でも、マヴィさんのワインが飲めます。
卸は、伊勢丹新宿店のみだそうです!
赤坂のマヴィ本店では、ちょっとしたワイン講座も行われているみたいです。
薀蓄好きの人は、ちょっとのぞいてみるのもいいかもしれませんね。