monoろぐ

古典和歌をメインにブログを書いてます。歌題ごとに和歌を四季に分類。

初冬の有明月

2011年10月26日 | 日本古典文学-和歌-冬

もみぢ葉はみやまおろしに散りはててこずゑにのこる有明の月(松花和歌集)

をぐら山もろき木の葉の秋かぜにしぐれてのこる有明のつき(新千載和歌集)

時雨ふる山のはつかの雲まよりあまりで出(い)づるありあけの月(玉葉和歌集)

ながめつつ幾たび袖にくもるらむ時雨にふくる有明の月(新古今和歌集)

ひとり寝の涙やそらにかよふらむ時雨にくもるありあけの月(千載和歌集)

ふく風もあけがたさむき冬の夜のあさぢが霜に月ぞさやけき(続千載和歌集)

(2009年11月11日の「初冬の有明月」の記事は削除しました。)


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