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古典和歌をメインにブログを書いてます。歌題ごとに和歌を四季に分類。

「痩す」用例

2017年03月16日 | 日本国語大辞典-や・ら・わ行

 「痩(や)せる」という語の「植物の茎・葉が生長しなくなる。」という語釈の古い用例として、日本国語大辞典・第二版では「柴の下草やせぬとて~」という『新撰六帖題和歌』(1244年頃)の和歌用例を挙げていますが、200年以上さかのぼる用例があります。

さくらをのをふのしたくさやせたれどたとふばかりもあらずわが身は
(4・古今和歌六帖、第五、おもひやす、2999)
『新編国歌大観 2』角川書店、1984年、234ページ


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