なごの海の浦べにおふる浜つづ らたえまくるしきものをこそ思へ(堀川院艶書合)
知らせばや真砂がくれの浜つづ ら下にくるしく思ふ心を(宗尊親王百五十番歌合)
波かくる駿河の海のはまつづ らくる夜も知らでぬるる袖かな(続草庵集)
山高み谷べに這へるあをつづ らたゆるときなく逢ふよしもがな(古今和歌六帖)
山がつの垣ほに這へるあをつづ らたづ ねくれども逢ふよしもなし(古今和歌六帖)
たがかたに心いるともあづさ弓ひき野のつづ らくる夜ありせば(宝治百首)
かへるさのあしたの原のあをつづ らくるしき道と今ぞ知りぬる(現存和歌六帖)
来ぬも憂く来るも苦しきあをつづ らいかなるかたに思ひたえなん(後拾遺和歌集)
(2009年8月4日に掲載した「つづ ら」の記事は削除しました。)
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