白菊の花もてはやす霜の色に月のひかりをさしそふるかな(為忠家後度百首)
さえわたる光を霜にまがへてや月にうつろふ白菊の花(千載和歌集)
ませのうちにうつろふ菊の色をまたかへすは月の光なりけり(建仁元年仙洞五十首)
月かげに霜おきまがふ白菊の香(か)をたづ ねずはいかで折らまし(上東門院菊合)
いづ れとも見えぬ籬(まがき)の月かげを匂ひにぞわく菊の白露(千五百番歌合)
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