monoろぐ

古典和歌をメインにブログを書いてます。歌題ごとに和歌を四季に分類。

われから

2011年04月25日 | 日本古典文学-和歌-夏

恋ひわびぬ海人(あま)の刈る藻にやどるてふわれから身をもくだきつるかな(伊勢物語)

われからと身をこそくだけ心なき海人の刈る藻に乱れ侘びつつ(草根集)

伊勢志摩や海人の刈る藻の人知れずわれからつらき恋もするかな(白河殿七百首)

海人の刈る藻にすむ虫のわれからとねをこそなかめ世をばうらみじ(古今和歌集)

海人の刈る藻にいほりして住む虫の名は知りながらなほうらみつつ(夫木抄)

君はなほうらみられけり海人の刈る藻に住む虫の名をわすれつつ(古今和歌六帖)

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 藻・玉藻・刈る藻 | トップ | 夏の有明月 »

コメントを投稿

日本古典文学-和歌-夏」カテゴリの最新記事