モナミの庭から

ビストロの庭の花をメインに紹介。
ハーブ・野菜・花木・山野草・多肉も。
たまに料理と素材の話など

一週間

2011-04-25 | ブログ

久しぶりのブログ更新になります。

市議会選挙・ 一週間の戦いが終わりました。

ご苦労様でした。ありがとうね。

   言葉と共に、頂きました。

 ピンクのカーネーションが可愛い花束でした。

            

携帯電話のカメラで撮ったら、

コズチを振り下ろす所から、鏡開きの蓋が割れる所まで写ってました。

            

県会議員のM氏が来ましたが、お祝いの言葉と言うより、

「 今、放射能に汚染された魚など、我市は、

風評被害が酷い状態である上に、

産廃処理場の問題が進んでいる。

大変な事になる、早速働いて頂きたい。」

M氏は、米国で放射能の勉強をして帰って来たばかりでした。

          

海が近いです。遠浅の美しい海です。浜辺にワカメが・・・

           

選挙カーに乗り、ウグイス嬢をして分かりました。

海側の町は、急斜面の狭い土地に、隣同士がくっつき、

山側では、田畑や雑木林の中に、ポツリと離れた家が多い。

400年続く朝市と同じように、家も代々続いています。

狭くても、寂しくても、移り住む気は無いのです。

豊かな自然から、海の幸山の幸の恵みをもらい

貧しくも健やかに暮らしている、過疎の町です。

風評被害が続き、産廃所になったら、

自然と共に生きる小さな町は、

消滅してしまうでしょう。

まっ白な頭、曲がった腰、しわだらけの顔で働いていました。

だけど、日に焼けたツヤのある、明るい笑顔でした。

学校帰りの子供達は、大事に守られて育っているから、

人懐っこく、明るく、元気でした。

あの人達は、どうなるのでしょう?

畑に白鷺、キジ、鹿が普通にいて、車が通っても驚きません。

事務所で出してくれた食事は、近所、友人の差し入れでした。

どれも、家に伝わる味で、初めての味でした。

 コゴミ、にんじん、サツマイモの天ぷら

          

   自然薯のカレー煮

            

   とこぶしの煮物

             

 ワカメのヌタ

            

どれも、ご馳走と言う物ではありませんが、

この町には、物々交換と言う文化、朝市があります。

昔々、漁師は魚を、農夫は野菜を持って、

互いの欲しい物と交換しました。

最初、他県から来た私は、店が無くて不自由し、困りました。

近所の人に、どうしているのか?と尋ねると、

「何も無い様でも、何でもある。」

畑の収穫物を持って、海側の友人宅に遊びに行けば、

魚や海草を土産にくれるから、食べ物は豊富だし、

金持ちは金を出し、学者は知恵を、若者は力を出す。

互いを認め、自分を誇り、融通し合っているから、

困った時は、他人を頼り、甘える。

自分の出来る事で、必ずお返しをする。

 

家は何代も続いているので、

あの家は、代々頭が良い、足が速い、器量が良いなど聞きます。

閉鎖的、封建的で、時代遅れだと思っていましたが、

人も道具も、大切に守られ、大事にされていると思いました。

大きな木に花や実がなり、足元の花は、年中絶える事なく咲き続く。

この景色が消滅する・・・・人も・・

 

この田舎に来たのは、

花の絶えない庭を造りたいからでした。

ハーブを植え、野菜を育て、果樹を植え始めました。

近くに産廃所が出来たら?

よその土地に行けば良いと思いましたが、

お世話になった人々にお返しをしていません。

何が出来るかわかりませんが、出来る事をしたいと思います。

 

非日常的な生活が一週間続いた為、

精神的に高揚して、長文乱文になりました。



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