モナミの庭から

ビストロの庭の花をメインに紹介。
ハーブ・野菜・花木・山野草・多肉も。
たまに料理と素材の話など

水生植物の冬は・・・

2012-01-28 | 野草・山菜

   水生植物   

             高等生物でありながら、2次的に水中生活をするもの

モナミの庭は、冬には氷点下になり、凍る事もしばしば

南房総と言われる海側では、霜が降りる事も無く、菜の花が咲いているのに・・・

気温差1度だと言うのに、海風と北風の違いは大きいです。

多年草でも、霜に当たって枯れてしまうので一年草扱いにされる物も多いです。

夏には、鉢から溢れ出るほど生い茂り、ホテイアオイは何度も株分けしました。

 

熱帯性スイレン

 

  

 

 霜に当たると枯れてしまいました。

氷の張る鉢の中でも、ウォーターコインだけは青い葉を残しています。

霜に当たると枯れるので一年草扱いのホテイアオイ  

春に苗を 毎年買い求めていましたが、室内で越冬させてみようと思います。

 


春の七草・ぺんぺん草

2011-03-31 | 野草・山菜

     ナズナ    

                 アブラナ科   ナズナ属

      

七草、ナズナ・・・春の七草と言うと、最初に出てくる草でしょう

別名  三味線草・・・ナズナの果実(種)は、三角形で、三味線のバチの様だから

     ぺんぺん草・・・熟した果実をそ~と下方に引いて、茎から離し

     茎の下部を持って、左右にデンデン太鼓の様に振ると、音がします。

子供の頃、空き地に行って、大きく育ったナズナを探しました。

 三角の実を、切れないようにと、息を止めて、長く引っ張り

そして、三味線の掛け声、「いよ~ぅ ぺんぺん ぺんぺん」

 ぺんぺんと言いながら、振って遊びましたが、そんな音はしてません。

枯れた実がぶつかり合っても、カサカサ、シャラシャラ

なぜ、ぺんぺんと言うのか?

少し大きくなって、三角の実が三味線のバチに似ているからだと知りました。

 

又、漫画本を寝転がって読んでいると

祖母に、「怠けていると、ぺんぺん草になっちゃうよ。」と、注意されました。

放置された田畑や、手入れをしてない庭に生える、雑草だからみたいです。

 庭にナズナがあるって言ったら、怠け者 と言われるでしょう

たまに、大きなナズナを見つけて、ぺんぺん言って遊んでるんです。


明日葉

2011-03-28 | 野草・山菜

  明日葉       セリ科 

         

昨年花が咲いて枯れた明日葉の、コボレ種が育っています。

今日摘んでも、明日は又、葉が育っていると言う様に旺盛で強健です。

多年草なので、、若い葉を周年、摘んで利用できます。

数年して大株になると2メートル近くなり、若い葉が少なくなって来たら、

花を咲かせて、株を終わりになっています。

枯れるままにして置くと、腐葉土になり、コボレ種が乾燥しないで育ちます。

この場所の明日葉は、20年来、自然に育ててもらっています。

若い葉をおひたし、汁の実、炒め物・天ぷらなどにして食べています。


トクサ科 トクサ属 トクサ

2011-03-26 | 野草・山菜

  木賊   砥草    

     

直径1センンチ、高さ1メートルの棒が、地面に突き刺さっているみたいです。

ツクシの親は、トクサでは? 節部や頭の部分も似ています。

トクサは、トクサ科のトクサ属、ツクシもトクサ属なので近い事は確かでしょう。

まっ直、1本のモノは、お花の支柱がまぎれても、気がつかない事もあります。

固そうに見えても、草なので、竹の様に、支柱には使えません。

砥ぐ草と言うように、木製品や彫り物などの仕上げ磨き

歯を磨く、爪を砥ぐなど、紙ヤスリの様に使えます。

表面にひっかかる感じの筋が、紙やスリの感触に似ているので、

腕を出していると、皮膚を傷付ける事もあります。

増えて込み合うと、地下茎が伸びて、少し離れた地面から出て来ます。

山地に自生しているシダ植物なので、何も世話はありません。

 

 

 

 

 


土筆は誰の子?

2011-03-25 | 野草・山菜

   ツクシ        木賊(トクサ)科  多年草

 土筆・・・・土に筆を差した様に見えるから・・・だそうです。

ツクシ、誰の子?スギナの子・・と、子供の頃、教わりました。

ツクシとスギナは地下茎でつながっています。 親子ですね?

ツクシが子供と言いますが、ツクシが先に地面から出て来ます。

ツクシの役目は、胞子をふりまく事です。

スギナは、光合成の役目で、栄養を取り込みます。

どちらが親か?子か? 鶏と卵の関係みたいですね。

スギナは、湿り気が多くても、多少日陰でも育っています。

酸性土壌を好むと言われるので、畑や庭でスギナを見たら、

酸性になっているのだなと思い、苦土石灰か、草木灰をまいています。

 

ツクシの頭のカサの部分と、節部に付いているハカマを取って、

汁の実、和え物、佃煮などの料理をして、春を味わいました。

ヨーロッパでは、スギナの方がミネラルやビタミンがあるので、

傷につける薬にしたり、ハーブティにして飲まれていたり、

ミョウバンを媒染剤にして、明るい黄土色の染料に利用されています。

日本では、やっかいな雑草で嫌われ者でしたが、

最近は、ミネラルを評価されて、ハーブティなど、利用されてきました。

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ホトケノザ・仏様の座布団

2011-03-23 | 野草・山菜

  ホトケノザ

  シソ科  オドリコソウ属   一年草

   花の形は、笠をかぶった踊り子が踊っている様に見えますね。

  ホトケノザとは、茎を包む様な葉が、仏様の座布団にたとえられてだそうです。

  耐寒性の強い植物です。コボレ種は秋に小さな苗で冬を越し、

  春になると、スーと伸び上がり、踊り出します。

  濃いピンクの小さな球のような蕾が可愛いです。


蕗の花

2011-03-21 | 野草・山菜
  花に気持ちを託して

   蕗の花


蕗の花は、お世辞にも綺麗でも可愛くもないと思います。

良い香りも無く、食べれもしません。

手折って花瓶に活けもしません。

私は、そんな花に、心を引かれて、見るのが好きです。

一本の茎の先に、放射状に花が咲いてる様に見えますが、

1~2ミリの小さな花が、ぎゅっと詰まっています。

たくさんの花を咲かせる必要があるのですね。

蕗は、雄花と雌花がありますが、

背が低い雌花しか見当たりません。

この場所は、繁殖に適さないと言う事でしょうか。

竹林の日影にあった株を、私の庭の隅に植えたモノです。

日陰でも育つ、世話無く増えると、思っていました。

同じ条件の様でも、竹の葉の堆積した肥沃な土と違いました。


私の庭は、乾いた埋め立て地で、ススキしかなかった所です。

鶏糞や牛フンを蒔いても、一時で切れてしまいます。

10年そこそこで作った土などは、まだ、土では無いのです。

長い時を掛けて、自然が作った大地の偉大差を感じます。


人間の力は、自然の前では、無力に近いほど小さいと思います。

でも、集まって力を合わせる事は、人間にしか出来ない事です。

考えて、行動する力を持っています。

植物は、形を変えたり、種を飛ばして、敵地に根を張ります。

人間は、困難に立ち向かう勇気を持っています。

神様が、人間に与えてくれた最高の力だと思います。

この東日本大震災で、新たに、自然の驚異を知りましたが、

又、人間の力も、特に日本人の文化や生活習慣の良さも知りました。

一人一人が小さな花を咲かせれば、いつかどこかで実を結びます。

頑張って、自分の花を咲かせましょう。


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白爪草とラッキー四葉

2011-03-19 | 野草・山菜
 気持ちを花に託して・・・


シロツメクサ   マメ科 多年草



日が暮れかけた庭で、白い花と四葉を見つけました。

普通の葉は、三つ葉なので、四葉以上は珍しく、珍重されますが、

特に四葉は、四は幸せのしと言い、幸運の象徴にされてます。

たくさんの葉の中から、短時間で見つかると、嬉しいですね。


シロツメのツメは、詰めだと思っていました。

オランダからのガラス製品のクッション材で詰められていたからですが、

爪を切った時の切った爪に似てるから、白爪だと言う事を聞きました。

花びらを取って、見ると、白爪でも良いと思いました。

又、花はシロツメクサと言い、葉はクローバーと呼びます。

花の色で、アカツメクサ・ムラサキツメクサと言い換えますが、

葉は、みんな三つ葉なので、クローバーと呼んでいます。

クローバーは、三つ葉の総称になっている様です。

色が違っても、同じ人間だ。と、言うのと同じなのでしょうね。


花の咲き始めのピンク色が、赤ちゃんみたいで、可愛いくて好きです。

少し前まで、地面に張って小さかったので、踏み潰して歩いていたのに、

数日の暖かさで、急に伸び始めて、足元が隠れました。

踏み潰すなんて可哀相と思うでしょう?

踏むと、四葉のクローバーが出来易いからなんですよ。

成長過程中に傷が付いて、奇形に育ってしまったからだそうです。

傷付いてもちゃんと育ってますし、形が違っても良いのです。

野原よりも、家の周りの人が歩く所で、よく見つけます。

クローバーの茂みを避けて歩く人は、ほとんどいません。

踏まれて沈んでも、数日後には、こんもりした茂に戻っています。


幸せは、

苦難に耐えた後に見つけられるモノ

私は、そう思っています。


大震災は、とても多くの被害を与えました。

一人では、どうしたら良いか分からないけれど、

今、何が出来るのか

とても多くの人々が、考えて、行動をしてくれています。

今も、世界中の人々が、自分に何が出来るか?と、考えてると思います。

想像した事も無い未曾有の大参事に、前例はありません。

何もかも、初めての事態に、知恵と勇気を出して、立ち向かってます。

人と人が、繋がって、広がって、増えていってます。

それは、地面を縛るようにしっかりと張り巡らされた茎根と、

茎を伸ばして立ち上がった花と葉のクローバーの様だと思いました。

だから、

花が咲きます。幸せも、見つかります。



私も、何が出来るのか、考えました。

節電・節エネルギーと募金に協力・・・・

お花の写真を撮って、ブログに載せる事。

足元を見て、普通に生活する事だと思いました。

まだ、余震が続いていますが、不安はなくなりました。

今、何が出来るか?と考えて

今、出来る事をすれば良いと思っているから・・


   人と人が、手を繋いで立ち上げれば、強くなります。
 

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