モナミの庭から

ビストロの庭の花をメインに紹介。
ハーブ・野菜・花木・山野草・多肉も。
たまに料理と素材の話など

かば色のマム

2010-10-21 | 花木

  樺色のマム    キク科 キク属 多年草

「珍しいでしょ。かば色って言う色だよ」




かば?・・・・・と、頭に浮かんだのは動物のカバ君?

カバは2色見た。グレーと、オレンジと茶色の間の様な色?

「オレンジでも黄色でもない、かば色なんだよ」

椅子に座ったままの、老舗の種苗店の店主が教えてくれました。

20年以上の付き合いで、植物の先生です。

すっかり白髪になり、仙人みたいな風貌で、微笑んで言います。

「花ガラを摘まんで脇の花を育てれば、2ヶ月は楽しめるよ。

「切花の菊より、断然安いよ。」 私の好みを知ってる。

珍しい・安いと言われたら、買うしかありません。

マムは、小菊を欧米で改良されて、逆輸入された代表選手。

球状に仕立てられ、鉢植えで観賞用に育てられています。

家に帰り、玄関脇に置くと、周りが明るく見えました。

樺の葉の、紅葉した色なんだ・・・・と思いました。


ホテイ草の冬季保存

2010-10-20 | 多年草
     

  ホテイアオイ  ミズアオイ科 ホテイアオイ続

  原産地  南アメリカ    多年草 水草

ほてい草 ウオーターヒヤシンスとも呼ばれています。

葉茎が膨らんで、浮き袋になって、水面に浮いています。

黒ヒゲの様な根が、水中や土の養分を吸って大きくなり、

バランスを取って、立ち上がり、夏に青い花を咲かせます。

美しい花は明治時代に観賞用とされ、池に離されたそうです。

地元の人は、ため池に放ち、アオコの浄化用に使います。

繁殖力旺盛で、30cm以上になり、池一面を覆い尽くすので、

魚の居る池は、日照不足になります。

寒さに弱く、枯れるので、毎年1株を室内保存してます。

     

 今年は、使わない大皿に生け花風にしてみました。サザエは支え。

・メダカと沼エビも一緒です。

又、枯れたホテイ草は、良質の肥料になると聞いたので、

花木の根元周りに置いて、腐葉土のマルチング材にして、

春になったら、土に混ぜています。


パープルクランベリー

2010-10-16 | 多年草
       

       パープル クランベリー  大実紫苔桃(オオミムラサキコケモモ)

       キキョウ科 プラティア属 常緑多年草 中国南部原産


       パープルの実は観賞用です。食用のツルコケモモはツツジ科です。

       中国南部の植物は、関東南部の私の庭では大体育ちます。

           

               パープルの1cm程の実が可愛いです。

       夏の暑さと過度の乾燥に弱いので、半日陰で育てています。

       鉢植えにしてあるので、実がなったら、玄関前に移動します。
  
       戸外の越冬温度は10度と言われていますが、

       霜に直接当てて、凍らせたりしなければ、良いと思います。

       東南の軒下に置いているので、戸外で越冬できます。

       真冬に雪が降る頃は、玄関内に置いています。

       挿し木、株分けで増やせ、あまり世話がありません。



観葉植物の寄せ植え

2010-10-14 | 観葉植物

 私は、多くの観葉植物を、5月から10月まで、庭に地植えしています。

 軒下で、北風が当たらない場所て、越冬できる物もありますが、

 ほとんどが、寒さで赤く焼け、観賞価値が無くなってしまいます。

 昼間の気温25度以下になったら、冬支度を始めます。

 大きくなった株を分け、枝や葉を切り詰めて、鉢あげします。

 保存を兼ねて、いくつか寄せ植えにして、置き場所を変えておきます。

       
 


 

コートダジュール

2010-10-14 | 花木
             

             コートダジュール  ノボタン科 園芸種

 花びらがやや細く、芯部分が白いのが特徴です。

 野牡丹の園芸種なので、育てやすいのですが、耐寒性が劣ります。

 軒下など、霜が当たらない、日当たりの良い所で、越冬させます。

 確実に越冬なら、鉢植えで、室内の日当たりの良い場所に置きます。

 水揚げが良いので、鉢植えは、水切れの乾燥に注意します。

 水を切らしてしまうと、クッタリして、花芽を落としたりします。

 高温多湿を好むのは、日本の風土に合った園芸種だからでしょうね。

 大きな株を植え替えるのが大変なら、挿し木で苗を作りましょう。

 コートダジュールは、四方に枝を出すので、寄せ植えしないで、

 少し、広い場所で、自由に枝をのばして大きく育てたいです。

 
 




今朝の花・酔芙蓉

2010-10-03 | 花木
 酔芙蓉    アオイ科  フヨウ属  園芸種

        原産  東南アジア・中国

スイフヨウは花色が変化します。普通は八重咲き。放置で一重が増えました。

 

白い花は時間の経過、気温の上昇で、少しずつ、濃いピンクへ変化します。

  この花色の変化が、酒を飲んで、だんだん赤くなっていく様に似ている、

  酔っ払いみたいだ~酔う芙蓉と書き、スイフヨウと言われています。

  

  日中の気温が25度前後になる、初秋になると咲き出します。

  陽が沈み、気温が下がるとしぼむ、ほぼ1日花です。



  種を取る以外は、しぼんだ花ガラは取り除きます。

  大きな葉も切り取り、枝を払い、咲いた花に、陽が当たる様にします。

  新しく分岐した枝に、たくさんの蕾が付き、次々と花が咲きます。

  秋が深まり、気温が下がって花数が減って来たら、

  下葉2~3枚残して(地上30~50cmの高さ)切り詰めます。

  落ち葉が腐葉土(芙蓉土なんちゃって~)になり、コボレタネも出ます。

  水や肥料をあげた事がありませんが、毎年咲いてくれてます。

  

    My俗説  酔うは、楊貴妃の楊。気品ある美人=美しい花=芙蓉

  食席で酒を口にしたら、ほんのり頬を染め、徐々に赤くなった。

  酔った、芙蓉の花の様な美人。

  頬が徐々に赤らんで行く美しい変化に、皆が酔った。芙蓉(美人)に酔った。

  
 
  

パンパスグラス

2010-10-01 | 多年草
  パンパスグラス Pampas Grass 和名・シロガネヨシ

    イネ科  コルタデリア属  多年草

    原産国・・・ブラジル・チリ・アルゼンチン
             (南米大陸の草原=パンパス)
 
 ピンクパンパスと書かれた、枯れかけた、小さな株を植えました。

 ススキ野原だった、私の庭なら、間違いなく育つでしょう。

 2年、3年と、穂は無く、ただのススキと変わりないと思ってました。

 記録的な猛暑、雨の降らない日が続いたのに、1度も水もあげなかった。

 存在を忘れた・・・・それが良かったのでしょうか?

 私を見てよ! と、見上げる程の高さになって、

 薄いピンクがかった白金色の、大きな穂がいました。
 
 日当たりが良ければ、世話無く、3m位の大きさになります。

 8~10月に花(穂)が咲き、生け花・ドライフラワーにします。

 近所の別荘宅で、白いパンパスは見てました。

 薄い紫色など、個体差が出易いので、株分けで増やした方が、

 群生すると、揃って良いそうです。

 私は、あえて、違う色を植えて、花粉が混ざるままにして、

 どんな色が生まれるか? なんて思ったりしました。

 一つ注意すべき事は、葉が強くて、手や顔など切れます。

 穂を折ろうなどして、無防備に近寄っては危険です。