FLYING DISC

眠たい毎日。目の下のクマがとれるのはいつの日か。

スカーペッタ。

2011-12-19 00:09:17 | Weblog

創刊当初は毎回せっせと読んでいたのだが、
ある時から興味を失ってしまいめっきり遠ざかってしまった
このシリーズ。

しかし先日実家に戻った時にたまたま
スカーペッタの上下巻があったので読んでみた。

大掛かりな検査やら調査やらをしていた割には
それらとはまったく関係ないところから
事件の全貌が明らかになってしまったため、

いったい何のためにルーシーの自家用ジェットまで
飛ばして国家機関みたいなところで証拠物件を調べたのか。

という疑問が全開だ。

ルーシーがちょっとだけ大人になってたのがよかったけど。

まぁなんだかんだいってマリーノはけっこう好きだな。
一番にんげんぽいって言うか。


最新刊も軽く読んだけど、むむむな感じ。

もうちょっとみんなを幸せにしてくれないかな。

来年にはいい話が読めるいいんだけど。

(このシリーズは年末に新刊がでる)



山本周五郎。

2011-12-01 00:30:23 | Weblog

宮部みゆきも藤沢周平もあらかた読んだので、
次は山本周五郎。

赤ひげ先生から入って、今は短編集を粛々と読み進めている。

女は男をたてるもの。
家臣は主君に一生つかえるもの。

みたいなのがかなり色濃くて
ちょっと気になる。と思いつつも何でも
そこまでやりぬけたら気持ちいいだろうなと思う。

何しろぶれない人が多い。

時の将軍様が弓稽古をしていて、どうも
気になる矢があるなと思っていたらその矢には「大願」と
いう字が刻まれている。

よくよく調べてみると、

夫に先立たれた武家の妻が、夫が仕えた主君のあるところに
ひそかについてまわり、商いをしながら息子を一人前の武士に
育て上げ、わらじ作りから弓矢づくりに転向して勤勉に勤勉に
商いに励んだ結果将軍に収める矢をつくるまでにいたった。

でもってそのことを知った主君は感動して
その息子を家来としてとりたてる、みたいな話とか。

だれに望まれたわけでもないのに、武士の妻たるもの的なとこから
そこまでやっちゃうわけです。

むーん。

でもけっこう人のえぐみというかそいういうのも
書かれてるのよね。簡単には幸せにはさせないぜ、みたいな。

なんかこうむーんってなるのよね。