なにをいまさら。感もあるのだが、
いっときはまりこんでいた山本一力にちょっと疲れたので
しぶい方向に流れてみようかと。
一力さんのは
女将の人柄にみな心底感じいって、遠くから頭を下げるのであった。風な
できた登場人物が多くて、ほんまかそれ!とつっこみたくなるので
少し距離を置くことにした。
しかし藤沢氏は藤沢氏でやたら博打打ちとか
酒場に売られちゃった女の人がでてきて
設定そのものが苦い。
苦いがその中の幸せを探すのがささやかな楽しみなっている。
地味な楽しみだ。
多作な人なのでこの後しばらく読む本が途絶えないのが安心だ。
そして古本屋でたくさん売っているのでお財布にもやさしい。
一番気に入っているのは宮部みゆきのぼんくらシリーズだが、
どうして彼女は怪談系にはしってしまうのか。
さ、今からお風呂で読書タイム。