昼間にぽっかり時間があいてすることがなかったので、
兵庫県立美術館にだまし絵を見に行くことにした。
ダリやエッシャーと教科書で馴染み深い絵画たち。
久しぶりにのんびり鑑賞しようかな、と思ったら。
前売り券を必ず買うように、とサイトにかいてある。
美術館といえばすいているのが基本の私としては
納得いかないまま前売り券を購入し、いざ神戸へ向かう。
御影で乗換を呪文のように反芻しながら電車にのり、
いささか不安な面もちで目的の駅で下車したところ
既に人が多い。
いやな予感。
会場に近づくにつれ、その予感は確信にかわり
とほうもない数の人が展覧会へ殺到しているではないか。
会場に入るまで60分まち。
なによりも待つことが嫌いな私は
きっぱりとあきらめて近くのショッピングセンターに向かう。
しかしショッピングセンターには1ミリも用事がないので
途端に途方にくれた。
仕方がないのでユニクロで服を購入し、
本屋で立ち読みをして帰ることにした。
帰る。でももう阪神電車はイヤだ。(だって時間かかるし)
JRでかえるぜ。
と決意したのはいいけれど、どうも道行きがわからないので
連れに電話。
そんなところでいったい何をしているのか、
というもっともな質問にもごもごと答え、
道順を聞いて駅までてくてくと歩く。
歩き続けること20分。無事に駅までたどりついて
大阪へ到着。
お連れさんとそこで合流したはいいが、
向こうは向こうで日曜の混雑に疲れ果てており、
私も特にいつもの梅田に長居する理由もなかったので
そのまま地元まで帰ってぼんやりお茶をした。
でもってその後地元の友達と
ワインバーにでかけて日付が変わった頃に
帰宅した次第。
それにしても長い一日だった。
ちなみに前売り券は道を教えてくれた連れの
もとに今日郵便で旅だっていった。
みたかったなぁ、ダリとエッシャー。