お気楽・勤労主婦☆K☆の気ままなひとりごと

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黄金を抱いて翔べ(小説)

2012-11-12 09:29:33 | 面白かった本
読みました。

文庫本ではなく、単行本で・・・・・。

内容がほ~んの少し違うとのことで・・・・・。
(この作者の方は 新潮から単行本、単行本から文庫本と出るたびに
若干書き直されてるそうなので)



結果、やっぱり小説の方が良かった。

まだ、映画館に行かれてない方は、
是非、原作を読んでから行かれることをお勧めしますわ。



ここから下は若干のネタバレを含みますので、
お気を付け下さい。










小説ではやっぱり、幸田とモモの関係がいっそ深く切なく描かれてました。

小説で一番印象に残ったのは

「モモに何かあったら、絶対に許さない。 俺も生きていけない」

っていう、幸田のセリフで、
更にその後に、

モモとはもう特別の仲だ。 それは北川も分かっている。

と続くんですね。

と・・・特別な仲???????

ま、小説では一緒にご飯食べたり、パチンコしたり、浮浪者の振りをして2人で偵察するとか
モモ子になったモモと居酒屋に行くとか・・・・

特別な仲を連想させるようなシーンは無いんですが・・・・・。

ただ、そんな中で2人が心の深いところで
繋がっていると言うことが小説を読むとわかります。

映画のシーンで印象深かったのは・・・・・

ミシンをかけるモモの頭を
幸田がクシャクシャっとなでるところなんか萌えました。

ボーイズラブとはまたちょっと違うと思うんですけど・・・・
良く考えたら、
以前読んだこの作者の「李歐」も
イヤらしくない、汚くない男同士の関係を
美しく切なく描かれていて、
そういうの得意な人なのかもしれません、この作家。

映画では涙も出なかった教会のシーンも
小説を読んでそのシーンになったらウルウルるるるるる・・・・・。


井筒監督が描きたかったのは、
壮大なスケールの黄金強奪だったのかもしれませんでしたけど、
この小説を読んだ女性ファンの多くは
モモと幸田中心でお願いしたかったんじゃないでしょうかね~。


映画をご覧になって、物足りなさが残ってる方は是非小説を・・・


ただね、とにかくこの作者「本当に女性?」と思いたくなるほど、
機械関係の説明描写が細かくて、
何度挫折しそうになったことか・・・・・・

ま、その辺はすっ飛ばしても問題は全然ありません。念の為。









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