もっきぃの映画館でみよう(もっきぃの映画館で見よう)

年間100本の劇場鑑賞、音声ガイドもやってました。そんな話題をきままに書きます。ネタバレもありますのでご注意を。

お父さんのバックドロップ

2004-10-18 04:50:52 | 挌闘技系
タイトル:お父さんのバックドロップ(原作:中島らも)
ジャンル:プロレス感動もの/邦画
映画館:シネアミューズ・ウエスト(渋谷)
鑑賞日時:10月17日(日)19:15から(上映2週目)
 30分前で41番目、129席で約100人、お昼の回は立見がでたそうです。
私の満足度:90% 昭和のプロレスファンなら涙なしには見れないことでしょう。
オススメ度:60% プロレスファン以外の人も誘える数少ないプロレスもの 

映画の時代設定は1980年(昭和55年)
アントニオ猪木が”熊殺し”ウイリー・ウイリアムスと戦った年である。
プロレス対極真空手、あのときの緊張感はテレビからでもビシビシと
伝わってきた。猪木は、この試合のあと、昭和51年のルスカ戦、アリ戦から
始った異種格闘技戦に一応のピリオドを打つ。(4年後復活)
その一連の戦いで猪木が引き分けたのが、アリとウイリーであり、酷評を
うけ、「猪木弱いなあ」と言われて耐えた自分のことを思い出した。今でも
猪木さんのファンでいられるのは、あのときを「耐えて」きたからだと自分では
思っている。そんな自分を、この映画の息子・下田一雄役(神木隆之介)に
ダブらせてみた。一雄は、お父さんが大嫌い。プロレスも大嫌い。
私はプロレスが大好き。正反対であるが、「耐える」というところが共通点。

そして父親の下田牛之助(宇梶剛士)も耐えに耐える。
不屈のエースであった下田牛之助は、会社の経営状態と、同僚レスラーを
助けようと悪役になり、上田馬之助のように金髪に染めます。
しかし一雄は「好きだからやるんでしょ。お母さんのお葬式にもこなかった。」
と批判的。それを「掃除当番」だと説明する。「お花を生ける人もいれば、
便所を掃除する人もいる。みんながお花を生けたらどうなる。」と説明するが
わかってもらえない。プロレスほど「耐える」ことが似合うものはないと
思っている私にとって、この映画に感情移入をしていくのは
とても自然なことでした。

前半は、少しだれた場面もありますが、プロレスファンなら、こまごまと
したアイテム(月刊プロレス、日直:川田)や言葉(年間200試合)に、
にやっとするところが多々あるでしょう。それに、南果歩の人が変わった
ような演技と、チャンバラトリオ南方英ニのぼけぶり、散髪屋故中島らもなど
見所満載。そして後半は、けっこう泣けると思います。

最後の挌闘シーンも、宇梶剛士の鍛えられたおおきながたいと
極真のティシェイラの見事な肉体、神木隆之介の可愛さ、そして
セコンドやTV観戦のリアクションで盛上ることでしょう。

ではまた。


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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
異種格闘技 (kimion20002000)
2006-04-30 04:56:20
TBありがとう。

このころの、異種格闘技は、ゾクゾクしましたね。僕も、小さい頃から、ゴングを購読していた人間ですが、やっぱ、プロレスの華やかさとともに、悲哀みたいなところが、好きだったんだと思います。
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Re:異種格闘技 (もっきぃ)
2006-04-30 12:22:41
kimion20002000さんへ



あの頃のゾクゾク感思い出しますねえ。

プロレスファンにとっては耐えなければ

ならないこともいろいろありましたが、

夢もあたえてくれたように思います。

返信する
TBありがとうございます (poyance)
2006-05-02 22:48:45
こちらからもさせていただきました。



プロレスにはあまり興味がなくても、じゅうぶん楽しめる映画でした。ベタな作りでも、子役や俳優さんたちが純な感じで泣かせてくれましたね~。

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