もっきぃの映画館でみよう(もっきぃの映画館で見よう)

年間100本の劇場鑑賞、音声ガイドもやってました。そんな話題をきままに書きます。ネタバレもありますのでご注意を。

「ヒロシマナガサキ」 人生観とリスクマネージメント

2007-09-19 02:34:06 | ドキュメンタリー系
これから見られるAさんへ

いつからぶりだか?お久しぶりです。
「ヒロシマナガサキ」見に行かれるとのこと、一足お先に見たので、
ひとりよがりながら、感想を書かせていただきます。

最初、「ヒロシマナガサキ」と聞いたときは、またかという感じ。
ニュースで広島平和宣言の「被爆者の哲学」という言葉を
聞いてもピンとこず、季節柄みておこうと足を運びましたが、
今ではとても良い、聞く体験をさせていただいたと思います。

被爆者14人の証言は、当時の事実を伝えるのみならず、
以後六十余年、苦しみ疎まれ差別され、忘れられてゆくなかで
ある境地に達した人生観を、語られているようでした。
話し手と監督が、作りだす神聖な緊張感がただよい、
衝撃的な当時の治療映像さえ話と同じトーンで受取れました。

一方、原爆投下にかかわった4人のアメリカ人の証言は、
一種のリスクマネージメントと受け取りました。核兵器が世界に
広まった今、投下されたりしたり、また投下後のリスクを
下げなければならない、と主張しているように聞こえました。

核兵器の広がりを考えると、後者が世界の(先進国家の?)
多数かもしれません。でもこの映画や前者の人生観こそが
本当の抑止力。是非駆けつけて輪を広げましょう!!

追伸:
最初に、8月6日が何の日かわからない渋谷の若者がでて
きます。知らんのやなあ?と思いましたが、映画を見終わった
ときには自分も一緒だと思いました。

ヒロシマナガサキ@映画生活

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