[マルタで英語：その６] もってくるのを忘れた「パソコンの電源」、はたしてこちらで入手できるのか？

日本からもってくるのを忘れたもので二番目が、ポップコーンの種。あれがあれば、毎日キッチンで
作れるのにとちと残念。そして、堂々の第一位が、パソコンの電源アダプタ。

大チョンボとしかいいようがないのだが、多少？言い訳をすると、最近の日本のＰＣの、
変圧機の部分はほとんど２４０Ｖまで対応しているのだが、コンセントから変圧機までの
電源ケーブルは１２０Ｖまでしか対応していないものが多い。それで電源ケーブルを買って
交換したのだが、その影響か？肝心な変圧機の部分を忘れてしまったというわけ。

でも、バッテリーパックだけで６時間はもつので、機内でもドバイでも気付かず、こちらにきて
２日目に、さあ大変ということになったのです。

まず、通学途中にみつけた寮の近所にあるパソコンショップへ。
でてきたのは、汎用のＰＣ電源アダプタ。９０００円。電圧を何段階にも変更できて、出力のプラグの
形８種類ぐらいあっただろうか？箱の裏には、電源としては私のＰＣと互換性のあるＩＢＭ、Ｘシリーズも
書いてあったのでまず大丈夫そう。ただ、問題はコンセント側が、マルタの旧タイプの形だったこと。
「この形は、いまの寮のコンセントにはいりそうになのですが？」と聞くと、「旧タイプだけど入るよ！！」
というなり、箱を開けて壁にある新タイプのコンセントに、旧タイプのものを突き刺そうとしはじめました。
新旧どこが違うかといいますと、ひとつはアースのあるなし。まあ、それはいいとしましょう。
でも、刺さる部分の形が旧タイプは丸型、新タイプは平型です。丸型の直径は、どうみても
平型の厚さよりもおおきいのですが、店員のおばさんは、「電圧はいっしょです」と、無理やり
押し込もうとしはじめました。「やめたほうがいいんじゃないですか？」と言ったのですが、
力でこじ開けるように押して、丸型の先っぽ５ミリぐらいが入ったところで
「ここでやる必要はありませんよ」と言ってどうにか、ストップしてくれました。

「変換プラグがあるのでは？」
「それもあるけど、電源コードの途中で切断して、先を付替えることができます。
夫がやりますから。」
結局、オーバースペックなのと、もう少し探してみようということで店をあとにしました。

あくる日は、セントジュリアン（繁華街）へ。ソニーや富士通のノートパソコンやＭＰ３が並んでいるので
期待したのだが、「取り寄せると1週間かかる。」とのこと。「ほかにどこかないですか？」と聞くと、
マルタ大学の近くのatoZという店を紹介してくれました。とても親切な応対。

そのまたあくる日、学校を終えて歩き出したのですが、信号がほとんどなくて、かわりにロータリーが多く
どこでわたっていいのかとまどう。特に道の両側が壁のところでは、歩いている人も少ないし、
歩道も極端に狭くなったりで、まるで高速道路の端をあるいている感じ。で、どうにかたどりついたのが、
写真のお店。

結局ここでも、パナソニック、IBMのパソコンは扱っておらず、汎用のものしかなかったのですが、
近所の店でみたのよりは汎用性がひくく値段も安いものがあったので、カウンターにもっていって、
「このパソコン（CF-R5）につながりますか？」と聞くと、すぐに箱をあけて試しだしました。
パソコンとの接続部分のコネクタは、あまり確かめもせずに順番に差し込んでゆくという感じでしたが
３つめ（全部で６つ）で、見事に充電開始となりました。ホッ。LANケーブルも買いましたが、結構
リーゾナブルなお値段だったのでは？と思ってます。


【購入店】
atoZ（24時間営業）
マルタ大学近くの、ロータリーはす向かい。

【購入品】
・ノートパソコンの汎用電源アダプタ・４つの電源プラグと６つのパソコンのコネクタに対応。
　TRUST　PW-1250p　（www.trust.com/14670） --16.10Lm(6000円)
・LANケーブル　CAT5e　10m
　　（www.conceptronic.net） --3.10Lm(1150円)


【今日の教訓】
１．道を聞いたり、品物のことを聞いたりしたときに、マルタの人の応対は丁寧。
２．サンプルでなくとも、商品の箱を、開けて試してみてくれる。
３．大通りの歩道は狭く、歩くのは危険。裏通りを探すべし。