前途多難

「今日本社の人が来るんだってぇ～」と、責任者の調理師Eちゃん。
何の用かは聞いていないと言うことなので、2人であれやこれや考えながら仕事をしていました。

午後になり、本社のチーフや主任栄養士さん、人事管理担当の方々、そして、20代の若い女の子、総勢5人がお出ましになりました。
狭い職場なので、こんなに集まってくると、スリッパ・椅子ばかりか酸素さえ足りなくなってきます。

エエ～何の話なんだろう！！！！！

「実は栄養士Jさんが、来月15日で退職されます。
変わりに栄養士Oさん（若い女の子）がこちらに配属となります。
...が、Oさんには調理の方をしていただくので、栄養士業務はもちちさん一人に全てお任せします。」

入社当初から、いつJちゃんが辞めても大丈夫なように、覚悟していて欲しいと言われていました。
でも、まさかそれがこんな風に、本人が休みで不在の時に、本人の口からではなく、本社の人から言われてとは...何かおかしいというか寂しいというか。
社長の娘でもあるJちゃんに、無理を承知で仕事をさせてきた本社が、気を使っているのでしょうか...

今まで2人で分けてやってきたことを、これからは一人で全部しなくてはいけないという焦りよりも、本人から一言も聞かずにこうなったことの方がショックで、その後の話はあまり頭に入ってきませんでした。

変わりに入ってくるOさんは、今年入社したばかりの女の子。
どうも本社から反感をかったらしく、栄養士業務は一切させず、調理場で鍛えて欲しいと言われました。
栄養士なのに、栄養士業務ができない上に、片道1時間半の通勤距離。
本社曰く、依願退職狙いでうちに配属しました...これまた複雑。

う～む、前途多難であ～る