カネシゲタカシの野球と漫画☆夢日記

移転につき更新を停止しました。

「根来コミッショナーの後任を推薦しようキャンペーン!」に参加いたします

2005年01月25日 23時15分33秒 | ☆提言・苦言・球界再編
談話室のコメント欄にLefty選手からタレコミをいただきまして、しばらくそのままにしてしまったのですが、こういうキャンペーンがあります。

[at]根来コミッショナーの後任を推薦しようキャンペーン!

この記事についてはタレコミをいただく前に既読でした。
提唱者はat most countableのめたか選手ですね。
今頃一生懸命「上原問題」について頭をめぐらせておられるかもしれませんが…。

詳細は上にはった記事リンクから確認していただきたいと思いますが、わたくしカネシゲタカシはこのキャンペーンに賛同しようと思います。

日本のプロ野球界には今こそ強力なリーダーシップがとれる人物が必要だと思います。
僕も含めたほぼすべてのプロ野球ファンは、去年の球界再編問題に接して以来その思いをどんどん強くしてきたのではないでしょうか?
もちろん今大きな課題としてNPBにつきつけられている「選手のメジャー流出問題」に際しても。

とりあえずリーダーシップの必要性を考える上での参考記事として、「関西アレ野球コラム」さんの以下の記事を挙げておきます。

■球界の方向性が見えません




まずは理想を掲げ、目標を細かく設定し、その実現への筋道を設定できるであろう人物。
他のキャンペーン参加者の方のところでも既出ですが、僕はこの方を推薦します。

■広瀬一郎氏

tugend選手の参加表明記事から広瀬氏の略歴掲載サイトのリンクまでお借りしました(笑)。
記憶にあるのは去年の「朝生」で、ソフトかつ理路整然とした話し方で、プロ野球が抱える諸問題へと深く切り込んでいくその姿。
その合理的な考え方は、旧態依然としたプロ野球に慣れ切ってしまっていた僕にとって、恥ずかしながら「目からうろこ」とも思えるようなものばかりでした。


たとえば星野仙一氏がコミッショナーに就任すれば強烈なリーダーシップの象徴にはなれるでしょうが、少し違うような気がします。(根来氏の100倍は役に立つでしょうが)

大きな改革が必要なときには、物事を客観的に見ることができると同時に、しがらみが少ない外部からの人材登用が最適だと思います。
もちろんそれをサポートすることができる内部の人間は絶対に必要。
その役に向いているのは…。

いま1分ぐらい考えて、なんとなく「原辰徳」という名前がなぜか浮かんだのですが。
彼を象徴ならびにサポート役としてうまく使えれば、面白いかもしれません。




というわけで、とりあえず参加表明してみました!

続・ジャイアンツ上原投手の移籍問題を考える~少し長めのコメント・レス

2005年01月25日 05時19分35秒 | ☆提言・苦言・球界再編
ちょっと皆様と一緒に考えてみたいなぁというコメントをいただきました。

読売ジャイアンツ・上原投手がポスティングシステムでのメジャー移籍を希望しているというニュースを受けて書いた僕の記事のコメント欄にいただきました。

【該当記事】
上原メジャー志願 「もう日本野球は、おる奴だけでがんばろうや」と思う僕


僕の記事や、他の方のコメントなどはそちらで実際に確認していただければありがたいのですが、全体的には上原投手の行動(くわえて阪神・井川投手の行動)を「わがままだ」とする論調のご意見が多かったです。
【追記】
「わがままだとする論調とが多かった」と書きましたが、あまりに大雑把ですね。
「批判する論調が多かった」と訂正したいと思います。(05.1.25.16:30 追記ここまで)

で、そのご意見に半ば反論するという内容のコメントを破天荒様からいただきました。
どうもありがとうございます。
ほんの少しトゲのある書き方をされておりますが、内容的には聞くべき内容と充分な説得力を持っている、僕にとってはとてもありがたいコメントだと思いました。

ではそのコメントをご紹介しながら、とりあえずは僕の考え方を述べてみたいと思います。(以下太字部分はいただいた破天荒様のコメントです。読みやすいように改行などはつけ加えさせていただきました。)


勘違い (破天荒)      2005-01-24 20:17:39

初めまして。皆さん揃いも揃って憤慨、激怒、落胆、諦観のオンパレードですね(笑)最後の方読むの疲れて飛ばさせていただきました。すいません。

さて、僕なりの考え方を話させていただきます。
皆さん、選手に期待しすぎじゃないですか?選手は口を揃えて「ファンの為」って言うけどそれは建前。単に野球が好きで能力があるから野球やってる。これ聞いて否定する選手もいるかもしれないけど僕はそれで(建前でも)構わないと思う。
じゃあ自分らファンはどうしてプロ野球を見ているか。野球が好きだから。彼らは一番おもしろい形で野球を見せてくれるから。そうですよね。野球が好きで「勝手に」見てるだけ。決して彼らに「応援して下さい」って言われたくて「見てやっている」わけではない。だから、「ファンあってのプロ野球」って考え方は結構傲慢じゃないか、と思う。ファンと選手はフィフティ・フィフティ、どっちが上でも下でもない。経営者がこれじゃ困るが。


少し僕の考え方は違います。
まずは「自分らファンはどうしてプロ野球を見ているか」という部分について。

破天荒様は「野球が好きだから。彼らは一番おもしろい形で野球を見せてくれるから」とおっしゃります。
しかし僕は、その「おもしろい」の中に野球の能力とは結びつかない要素が多分に含まれていると思うのですよ。

高いレベルで、しかも手に汗握る熱戦となった試合はもちろんスポーツとして面白いと思います。
ただ、それだけで我々ファンはプロ野球にお金を払っているわけではありません。
仮にそれだけの理由で「プロ野球が好き」というファンばかりなら、極端にいえば毎年日本一になったチームが一番収入が多くならなければきっとおかしいと思うんです。

僕が野球を好きなのは間違いないですが、少なくとも僕は野球以上に選手が好きです。「人間が好き」と言いかえても結構です。
そして人間が現実にまきおこすノンフィクションのドラマが好きです。
時には信じられないような人間ドラマが見られるからこそ、ぼくは野球が好きなのです。

ちなみにひいきのチームの選手は、それだけで基本的に好きです。
もちろん強いチームであったり、野球能力の高い選手であるに越したことはありませんが…。

知らない選手が活躍するよりは、知っている選手が活躍するほうが感動しますよね。
その知っている選手が愛すべき人間だとしたら、きっとより感動できると思うんですよ。

破天荒様がおっしゃるように“彼らに「応援して下さい」って言われたくて「見てやっている」”ということは決してありませんが、「応援して下さい!」という人間のほうが僕は好きだしお金を払って応援したいなぁと思うのです。

以上のような理由で「ファンと選手はフィフティ・フィフティ、どっちが上でも下でもない」とも簡単にはいいきれないと思います。
サービス業である限り、経営者と同じような気持ちでプロ野球選手にもへりくだりの気持ちが必要。
少なくとも「超一流」とは言い切れない大多数のプロ野球選手はそうだと思います。

ちなみにSHINJO選手がなぜあれだけ人気があるのかということを僕なりに分析すると、彼はファンを楽しませることを、誰よりも心から楽しんでいるからだと思います。
(かつては長嶋茂雄氏がそれに該当したのではないかなぁと勝手に考えているのですが…)
ときには芸術的なプレーで。
ときには芸能的なパフォーマンスで。
己の才能を総動員してファンを楽しませようとワクワクしている彼が、僕は大好きです。


で、上原井川の問題ですけど、よりレベルの高い所でやりたいって気持ちはプロ野球選手として当然。むしろこうあるべきと思う。誰かがレベルではなくスタイルの差みたいな事おっしゃってましたが、本当にそう思います?去年の日米野球見たら一目瞭然でしょう。しかも向こうのメンバーは全然ベストじゃないんですから。それでもほぼベストの日本が負け越したんですからね。


これについては実際に検証しないとわからないのですが、日本野球の特徴ともいえる「足技・小技・綿密な作戦」という要素を最大限に発揮できる選手のみを召集して戦えば、けっこういい勝負になる思うのですがいかがでしょうか?
昨今の日米野球はお祭り的要素が強く(なぜか日本側が特に)、投手も「自分の力を試したい」とばかりに無理な勝負を試みる傾向があると思うんです。
この記事で以前紹介した中日ドラゴンズ・川上憲伸投手の言葉を以下に借りれば…

日米野球だって、日本が真剣に勝つことだけを考えた野球をすれば、絶対に勝ちますよ。足技、クイック、けん制…。メジャーが嫌がる野球を日本はできるけど、日本が嫌がる野球はメジャーにはできない。


僕は日本野球を愛する者として、この言葉を信じています。

ただ選手個人個人の能力を考えれば、たしかにメジャーの選手の方が勝っている部分が多いとは思います。
その部分にあこがれる気持ち・スタイルにあこがれる気持ち・ベースボールの本場にあこがれる気持ちはもちろん理解できます。




話戻しますけど彼らがメジャー行きたいってのは全然悪くない、ただ、突然、ってのがね。
松坂が彼らより叩かれてないのは1年って猶予期間があるから。1年あればスカウトは国内外飛び回って選手を発掘出来る。伊東監督は来年見越して松坂の穴を埋める投手の育成に力を注ぐ采配を振るう事が出来る。でも彼らは球団と監督にこの猶予期間すら与えようとしない。ここなんです。
だから僕はファンとしてではなく社会人として彼らに苦言を呈します。突然の自己都合退職は物凄く周り(チーム編成と采配)に迷惑をかける、ってところまで頭が回らない。上原は自分のHPで「迷惑かけてるのはわかってる」みたいな事言ってたけど、自分が想像してる以上に迷惑かけてる事には気づいてないと思う。なぜなら、今回の一件は金を返せば解決する問題ではないから。



この部分に関しては、ほぼ完全に同意します。
ぼくも破天荒様と同じく、彼らの「メジャーに行きたい気持ち」を責めているわけではなく、その経緯・発言について主に批判をしてきたつもりです。

僕の考えでは、彼らがもらう高額の年俸には「行動や発言に最大限の気を使う」という“責任料”が含まれていると思うのですよ。



ただ、上原も井川も自己中と見られるのはしょうがないが、だからといって彼らを嫌いにはならない。彼らはちょっと気がきかなくて世間知らずなだけで性根から腐ってるとは思えないから。二人ともここ数年身を粉にして毎年のように200イニング以上投げてる。性根が腐ってる奴はここまではしない。仮にそれが金の為であったとしても。
まあ、僕は選手達が必死にやって面白いプレーをたくさん見せてくれたらそれでいいです。気を抜いたプレーやショぼいプレーを見たら容赦なくけなしますけど(笑)今年も面白い野球が見れたらいいですね。




おそらく破天荒様はとても野球と野球選手が好きなのだと思います。
もしかしたらその愛情の量は僕以上かもしれない。
とてもうれしく思います。
ともに面白い野球を期待いたしましょうね。




とまあ、コメント欄にしたためるにはあまりに長いコメントレスになってしまうゆえに記事にしたと同時に、他の皆様はこれを受けてどう思われるのかな?ということに興味がありました。

ちょっと眠りかけで書いたものですから、言い足りない部分や表現がおかしな部分もあるでしょう。もしかしたらこの記事は後日追記や訂正をするかもしれません。ご了承くださいませ。

さて、皆様はどう思われましたか?