カネシゲタカシの野球と漫画☆夢日記

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WBCへの不安と期待~宮本「世界一になったら、なんとでも言える」

2006年02月27日 00時12分21秒 | ☆野球
週刊ベースボール3月6日号の「特別対談 宮本慎也×辻発彦」を読んで、我が意を得ました。
そうそう、WBCってこういうことですよ。


宮本「今回はいろんな制限ルールがありますけど、世界一になったらなんとでも言えるんですよ。
日本はメジャーの二軍だと言われても、『なに!お前ら負けたやないか』と、トップに立ったら言えるわけですよ。こんなチャンスはないと思うので、何がなんでもトップを取りにいかないといけないと思ってます。」


僕の考えにとても近いです。
そりゃ運営方法も代表選出過程も、言い出したらきりのない不満はありますよ。
でもあっさり不参加を決め込めるほど、日本プロ野球は安泰ではないと思います。
(WBCに関しても、コミッショナー働けよ。あんたの給料をファンが賄っていると考えたら野球観にいく気なくなるわ)


WBCは暫定的な野球世界順位が決まる大会です。
さまざまな制限や不満はあれど、どこもお互い様なんで言い訳はナシ。


でもエキシビジョンマッチを見ていたら、球数制限もある意味新鮮な「エンタティメント」だと思えた。
けっこうなゲーム性を持ってますよ、このルール。
球数を節約したいピッチャーと、しつこく粘るバッターのぶつかり合い。
ベンチの采配。
おもろいかも。

あとインタビューでも触れられていますが、天然芝の問題は不安。
名手・宮本ですら不安をもらす。
人工芝に慣れた今江・川・西岡ら若い内野手が、どこまで対応できるか。

さらに宮本が触れている内容で面白いのが、メジャーに行きたい選手への不安。

自分をアピールしたい選手が多いとまとまりにくいかもしれないですね。そういうのを捨て切れたときは強いと思いますよ。逆にいえば、一丸となって死に物狂いでやっていかないと出る意味はないと思いますね。


テレビ東京の伊集院光氏が司会をつとめるスポーツ番組のインタビューで、「(アメリカに試合に行って)そのまま居残らないでね」「いや、そっちこそ」と言いあう上原と松坂。
無意識にアピールを考えてしまうのは仕方がないこととはいえ、大丈夫だろうか?
ここは「大丈夫」と信じて見守ります。


エキシビジョンマッチを見ていたら、早い時期に仕上げてきた選手たちに尊敬の気持ちがよりいっそう芽生えました。
シーズンへのマイナス影響は未知数。
プレッシャー・怪我・疲労との戦いはまさにストレス地獄。
見ようによっては罰ゲームにすら見えてくる。泣けてくる。

多大なるリスクを背負いつつ、それでも迷いを振り切って彼らは戦う。
まさにベースボールロックンロール!

そういうの、嫌いじゃないよ。




今日から野球ファンになった人のためのブログこと「きょうろぐ」ですが、共同運営者も続々と集まり、さまざまな企画が進行中です。
(共同運営のメンツは、かなり強力だと思います。なんでもできそうな気がする。まじで)
伝説の名物企画、「プロ野球イケメングランプリ」の第三回も募集開始。
さらに今週はチャット大会も予定されています。

ぜひ一度、のぞいてみよう!




「中内くん、あのとき小久保をありがとう」人事?

2006年02月01日 04時14分37秒 | ☆提言・苦言・球界再編

元ダイエーオーナーの中内氏が巨人入り(ニッカンより)

巨人は31日、ダイエーのオーナーを務め、前ソフトバンクホークス名誉顧問の中内正氏(46)が2月1日付けで球団顧問に就任することを発表した。

 中内氏は1月26日に保有していた約2パーセント(28万8000株)のソフトバンク球団株を親会社に譲渡し、球団名誉顧問を退任していた。今後は滝鼻卓雄オーナー(66)をサポートしていく。



中内氏と聞いて多くのプロ野球ファンが思い浮かぶ光景は、当時ダイエーホークスの選手だった小久保さんがジャイアンツに謎の無償トレードをされたときの記者会見シーン。
「なんでオドレが泣いとんねん!?」と全世界で28億人が突っ込んだ、あの中内さんですよ。

当時はまだ球界再編騒動の前夜。
のちにオリックスと近鉄の合併が発表されて騒動が勃発した際には、「あのトレードは“1リーグ制へ移行した際にはウチをよろしく”という意味の、ダイエーから読売への貢物だったのでは?」という憶測もありました(真相はいまだわからず)。

自身と同じ青学大出身の小久保を可愛がっていたとされる中内氏。
結局小久保をホークスに奪い返す前に、まさか自分がジャイアンツにトレードとは…。


で、新聞によると彼がホークスの名誉顧問とやらを退任したのが1月27日
これはジャイアンツへの移籍(顧問就任)を前提としたものだったんですね。

ていうか、顧問ってなに?
どんな仕事すんの?
部活の顧問よりは、働かないだろうな。
やっぱり名誉職かな?
ていうか、これはもしかして「あの時、小久保クンをありがとう」のお礼??

だとしたらホークスファンの方々はガッカリだろうなぁ…。


まあ有能な人間がライバル球団に移ることなど、現場でもフロントでもよくある話なんで別に良いのですが。(中内氏が有能かどうかはともかくとして)
かつてあれだけの遺恨騒動があっただけに、やっぱり気になる。
「王さんを巨人へ呼び戻すための布石だったりして(笑)」とか、どうしても考えてしまう。

1番イヤなのは、「球界再々編」への序曲であること。
考えすぎに終わることを祈ります。