カネシゲタカシの野球と漫画☆夢日記

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北海道日本ハムファイターズと東北楽天ゴールデンイーグルスの車椅子観戦ガイド

2006年04月10日 07時06分39秒 | ☆車椅子で野球観戦!
構想からほぼ一年。
広く情報提供を呼びかけてからわずかの間に急激に忙しくなり、そのまま放置状態となっていたことを本当に心よりお詫びしつつ、「車イスで野球観戦」の記事続編をアップしたいと思います。
ちなみに以前に比べてどれぐらい忙しくなったかと言いますと、仕事量にして約4倍増です。これはマジの話です。現在もその状況は変わらず、ここ半年は満足にまとまった休みもとることなく走り続けている中での、できる限りの記事となりますが、ご了承いただけますと幸いです。

ちなみに第一弾記事として阪神タイガースのフランチャイズ球場である阪神甲子園球場のバリアフリー特集をいたしましたので、ご覧になりたい方は以下のリンクからどうぞ。

阪神タイガース・車椅子観戦ガイド
~甲子園球場のバリアフリー状況を総まとめ!



さて、企画のそもそもの趣旨として、プロ野球各フランチャイズ球場のバリアフリー状況を比較してみるというのがあります。
誰もが肌で感じるように、その施設の設立時期によって大きな差が生じているというのが現状。
要するに「新しい施設ではバリアフリー化も充実・古い施設ではショボイ」ということですね。

そんななか、広島カープは新球場の建築を・阪神タイガースは甲子園の大幅リニューアルを予定しているわけですが。
バリアフリー化という時代の流れを受けて、それらも大幅に改善されることでしょう。

さて、車椅子の方に限らずいざ「プロ野球観戦するで!」という場合に、我々はまず球団の公式サイトから情報を得ます。(少なくとも僕はそうです。)
さまざまなサイトデザインで試合観戦の道案内してくれる各公式サイトですが、車イス席情報へたどり着くまでに、果たしてどれぐらいの労力を要するでしょうか?

そんなことも調べつつ、皆様からいただいた情報もご紹介しながら、各球場のバリアフリー状況について比較していくことにします。
なお、車イス席の情報以外にも、やさしい球場の目安となる授乳室や託児室などの情報もできる限り盛り込んでまいります。

というわけで、日本列島を北の方から順にいきます。




北海道日本ハムファイターズ

もちろんフランチャイズ球場は札幌ドーム

車イス席の情報は、サイトトップの「チケット情報」→「札幌ドーム」とクリックすると、下の方にありました。
また車イス席以外に「優し~と」なる、「階段の昇り降りが少ないのでお年寄りや、妊娠されている方等におすすめ」という席もあります。

なお、球団の公式サイトと別に存在する、札幌ドームの公式サイトこちら
こちらの方が、各施設の位置関係などをより詳細に知ることができますね。

さて、札幌ドームのバリアフリー情報に関しましては、過去にトラックバックいただいた以下の記事が大変参考になりますので、是非ご一読くださいませ。

札幌ドームのバリアフリー事情(ブログ「2+1+8+8+71=無限の幸せ」より)

豊富な写真を交えて、最寄り駅のバリアフリー状況までも記事にしてくださっている、大変労力のかかったであろう記事に、こころより感謝いたします。

そして最後に、札幌ドーム関連で当ブログに寄せられた情報を列挙してみます。

☆車椅子席や障害者対応の設備は思った以上に使いにくいかも。

☆ドームに入場すると入ったところの高さから、一旦共通のデッキに上がります。
そして座席が一番前なら、そこからスタンドへ向かって階段をおりることになります。この階段がまた結構きつい。
新しい球場なのでエレベータはあるようです(位置がわかりにくいけど)。
しかし「絶対エレベータを使わねばならないことはないけれど、階段は極力避けたい」という人(じいちゃんばあちゃんなんかそうですね)にとって、トイレや買い物に行くたびに急な階段を「上がって降りて」になります。


【札幌ドーム総括】
2001年開業という新しい施設なだけあって、オストメイト対応トイレから託児所までも充実。
ただ、球団公式サイトから札幌ドーム公式サイトへのリンクが大変わかりにくいっす。(いちおうトップページにバナーがあるのですが…)
施設そのものを知るには「札幌ドーム公式サイト」をおすすめします。微妙に重いのが難点といえば難点。






東北楽天ゴールデンイーグルス

フランチャイズ球場は、宮城球場を改築したフルキャストスタジアム宮城
時代の流れとして当然とはいえ、新球団がフランチャイズとして旧宮城球場を改築するにあたり、障害者の方のナマの要望もいろいろと含まれたようです。
参考リンクはこちら

さて、車イス席に関してですが、公式サイト左の「チケット情報」→「一般チケット」とクリックすれば、下のほうに情報が。
以下引用。

同伴者様1名分の観戦チケットと駐車場券1台分を、無料にて進呈させていただきます。同伴者様1名分と駐車場券1台分のチケットに関しては、車椅子使用のお客様に対しの特別サービス商品となりますので、万が一ご使用になられない場合でもチケット金額に変更はございません。ご了承いただけますようお願いいたします。


施設に関しては2006年にさらなるリニューアル工事が行われました。
その改修後のスタジアム各施設の様子はこちら
エレベーターや多目的トイレなども増設されたようですね。
いろいろ写真は掲載されていますが肝心の車イス席に関しては写真が見当たらず、イマイチ「自慢」にしか思えないのが難点でして…。


そんななか、過去にいただいた一本のトラックバックが私を救ってくれました

フルスタへ行こう!((ブログ「夜の戯れ言【いっちゃうよいっちゃうよ】」より)

車イス席やスロープはもちろん、わざわざトイレの中まで撮影してくださった写真もあり、グルメレポートもありと、とても楽しい記事に仕上げてくださいました。
DAI選手に幸あれ。ホークスに幸あれ。
あんたホントに最高だ。

【フルスタ総括】
歴史ある球場を気合入れて改築しただけあって、充実度は現在の他球場に負けないようです。
06年の二期改修によってエレベーターや多目的トイレが充実したようですが、肝心の球場内案内図がウェブ上に見当たらないのが残念。(僕が見落としているだけかもしれませんが、誰もが容易に見つけられないようでは意味なし)
また、野球以外でも楽しめる球場をという三木谷オーナーのアイデアでしょうか、「フルスタ宮城 TOSIN KIDS ZONE」なるものもあります。ご参考までに。




今回はここまで。
次回の記事アップ時期は未定ですが、ハムぞー所長にいただいた各種写真などを織り交ぜながら、最終的にすべてのフランチャイズ球場を見ていきたいと思っています。
気長にお付き合いいただけますと、幸いです。