よしなしそこはか

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高血圧、上腸間膜動脈解離との付き合い方を記します。釣り情報もね!

上腸間膜動脈解離 ~集中治療室に緊急入院~

2016-12-23 17:36:07 | 健康
つづき~

仕事を終えて午後に二次病院へ通院。

予定時刻より早めに通院して昨日とは別の内科当番医に問診・触診を受け、CT検査を受けました。
ここからが急転直下のジェットコースターでありました。

造影CT検査を受け、画像処理が完了すると診察を受けた内科医ではな循環器内科医から呼ばれました。
待合室で絶対安静のため車椅子に乗るよう指示されました。嫌な予感が漂います。そして医師から、、

「上腸間膜動脈という大動脈から枝分かれし、小腸から結腸、膵臓を栄養する動脈があって、分岐部から5cmの部位に解離が認められます。」

と告げられた。続けて、、

「解離が進み閉塞されて血流が確保できなくなると小腸以下の壊死が始まり、最悪死に至ります。」
「この後すぐに集中治療室(ICU)に入院し、三週間程度の血圧管理と非凝固剤投与、絶飲食による緊急処置を行います。」
「ご家族にすぐに連絡して入院準備を整えてください。」

ここまで驚きや狼狽、絶望感などは全くなく、まるで他人事のように淡々と事実を受け止めている自分に気づいていました。
むしろ激痛の原因がわかり合点がいった感覚が強く、そのあと追って、、

「仕掛中の仕事をどうするか、人事的な手続きをどうするか、家族は連絡して入院手続きを代わって行うことができるか」

という現実的な「やることリスト」が頭に浮かんできました。が何もできません。

まさか入院になるとは予想もしておらず、着替えや洗面道具など何の準備もないまま登院し、そのままの格好でストレッチャに乗せられて天井を仰ぎ見ながら集中治療室に運び込まれる自分を優待離脱したかのように客観的に見ていました。

集中治療室の中に入ると、4-5名の看護師に非常に手際よく検査着への着替えを済ませてもらい、各方面への連絡をままならないまま携帯電話の電源を切りました。例外的に主治医から家内へ直接症状の説明を行ってもらいましたが、連絡手段はその場で途絶えました。

主治医から治療方針の説明があり、

・これから一週間は点滴のみで絶飲食となること、
・血圧降圧剤と非凝固剤で完全管理し絶対安静とすること、
・そのためベッド上での寝返りも禁止、
・排尿はバルーンを入れて量を管理する、

と矢継ぎ早に目的とともに告げられました。
全身を医師・看護師に託した治療がこうして始まりました。

~つづく~



上腸間膜動脈とは、、、(引用;Wikipedia)

(英:superior mesenteric artery; SMA)は腹部にある動脈の1つであり、通常、腹腔動脈の下方で腹大動脈の前面から生じる。上腸間膜動脈は十二指腸の下部から横行結腸の3分の2までの腸と膵臓を栄養している。



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