よしなしそこはか

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終活サポート⑦:子供のいない伯父伯母のサポート

2023-01-25 15:05:43 | 終活

私には幼少期から親同様に親しく付き合いを続けてきた伯父と伯母がおり、大阪府吹田市に居住しております。
いつも気に留めておりましたが、伯父は90歳、伯母は88歳となり、それぞれ糖尿病や高血圧、足腰の衰えや認知機能の低下といった、サポートが必要な状況となっていました。

2020年10月当時、伯父に確認したところ次のような状況でした。

・吹田市に持っていたマンションは売却して老後資金に充てる。
・伯父(90歳)が先に老人ホームに入居し、伯母(88歳)は90歳になったら同じホームに入居する。
・伯母は認知機能の低下が見られて、同じ話を繰り返したり、短期記憶が失われる様子がある。

2021年も、西宮マンションのリフォーム完了確認で来阪した際に吹田に立ち寄っていましたが、伯父・伯母の様子は急速に難しい状況となっていきました。

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2022年9月、突然伯父から電話で「伯母さんのかかりつけ医から連絡があり、認知レベル低下の為、クリニックに一緒に相談に行って欲しい」と連絡があります。

どうやらコロナワクチンの接種予定日に来院しなかったり、高血圧症の処方薬を半年も受け取っていなかったり、1日に5回もクリニックに訪れたり、とおそらく本人も不便しているであろう状況であることが分かりました。
主治医の意見書もいただいて、伯父とともに地域包括センターに相談に上がり、吹田市役所に対して介護認定の申請を代行いただくこととなりました。

伯母本人は「私は何も不便していないし介護なんて必要ない!」と主張しているため、「吹田市役所から高齢者家庭に健康調査にくるよ」と説明して介護認定調査の当日を迎えました。

伯母は長年、看護師として医療にかかわってきた女性。
自己診断では「問題なし」と考えていたようですが、実際は部屋中に備忘録として大量のメモが張り付けられており、冷蔵庫には同じ食品が10人分以上入っていたりと誰かのサポートを必要としている状況でした。

伯母自身は老人ホーム入居についても「まだ私は自分で生活できるから入居しない」と主張しておりましたが、「元気なうちに準備を進めようね」と説き伏せて契約を進めました。

この老人ホームへの入居契約には「連帯保証人(身元引受人)」の設定を求められるのですが、子供のいない夫婦の場合、親族に依頼する必要が発生するのです。

もし兄弟が存命中であっても、今回のケースでは「70歳以上は保証人になれない」となっており、甥や姪にあらかじめ依頼をしておく必要があります。

成年後見人や任意後見人といった法的な立場の人物をあらかじめ設定しておく方法もありますが、司法書士に依頼することや報酬が発生することで決して垣根が低くありません。
伯父・伯母についても私自身が「任意後見人を引き受けるよ」と打診しましたが、遠慮か否か不明ですが断られました。

老人ホーム入居に際しての入居一時金の支払いや月額費用の引落口座の設定など、銀行口座の操作・手続きが必要となったのですが、ここでも認知機能低下の影響があり、私が任意後見人となっていれば簡便に進めることができた手続きが難航します。

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任意後見人・遺言状作成の提案を行っていた矢先、伯母が脳梗塞で倒れます。。。

 



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