入院時は腹部みぞおちの激痛ですでに食欲はなくなっていたので、絶飲食による空腹は苦痛ではありませんでしたが、血圧降圧剤の副作用からか微熱と頭痛が最初に襲ってきました。
気分転換に寝返りを打ちたいところですが、動くと看護師さんに制止されてしまいます。
アイスノンで後頭部を冷やすと幾分か頭痛が軽減することが分かって、定期的に冷たいものに交換してもらいました。
入院した3月31日は、岡山県の大学に入学した次女の生活準備のため、家内は新幹線で帰途につき移動中でした。
動脈解離の診断からICUに入るまでの寸暇に携帯電話で連絡を取った際も駅構内もしくは車両の中だったと思います。
兵庫県に住む両親への連絡も新幹線の中から取ってくれたらしく、老齢の両親には状況を理解することが難しかったようです。
そして家内は東京駅から病院に直行で来てくれました。
夕方に妻が到着したときは点滴三種類、バイタル測定センサ二種類をつながれて既に身動きの取れない状態で、待ち構えていた主治医が病状と治療方針、入院予定を説明してくれました。
幸い酸素吸入などで口は塞がれていなかったので、シフト勤務で次々と交代する看護師さんとの会話が唯一の楽しみでした。。
三日目からはFM放送を差し支えない音量で流しっぱなしにしてくれたおかげで、世の中の状況から遮断されることはありませんでした。
四日目からは特別な計らいで、循環器内科の病棟からカード式テレビを借用していただき放送を楽しむことはできました、二時間以上連続して視聴すると疲労がたまって不快を覚えました。
テレビを見るなんて体力を使っている意識はありませんが、このような状況では体力を奪われたのでしょう。
七日目、上腸間膜動脈の解離箇所の変化を確認するため、造影CT検査を受けました。
血流を悪くしていた偽腔は若干ながら小さくなり、悪化傾向はなく一般病棟への移動が許可されました。
主治医から受けていた当初の説明では、
・この病気は発症部位が珍しく、年間症例二例程度しかない。
・間接原因として高血圧症が考えられるが直接原因は分かっていない。
・解離部位が元通りに修復されることは期待できない。
・悪化傾向がみられた場合は血管外科にて切開手術が必要となる。(当病院では施術不可のため転院となる。)
ということであったので、偽腔が減少していたことは非常に嬉しかったです。
一般病棟への移動に際して、看護師さんの補助をいただきながら立ち上がる練習を行いました。が、
頭で考えている動作の記憶と、一週間寝たきりだった身体の鈍重さには大きなギャップがあって、筋力は想像以上に減退していて膝と大腿部に力が入らないのです。
数回繰り返すと血液を足全体に奪われたのか強烈なめまいが襲ってきました。
それでも回復に向かって前進していることがこの上なく達成感がありました。
不謹慎でしょうが、ICUでの完全看護は居心地が良かったことを付け加えておきます。。。
気分転換に寝返りを打ちたいところですが、動くと看護師さんに制止されてしまいます。
アイスノンで後頭部を冷やすと幾分か頭痛が軽減することが分かって、定期的に冷たいものに交換してもらいました。
入院した3月31日は、岡山県の大学に入学した次女の生活準備のため、家内は新幹線で帰途につき移動中でした。
動脈解離の診断からICUに入るまでの寸暇に携帯電話で連絡を取った際も駅構内もしくは車両の中だったと思います。
兵庫県に住む両親への連絡も新幹線の中から取ってくれたらしく、老齢の両親には状況を理解することが難しかったようです。
そして家内は東京駅から病院に直行で来てくれました。
夕方に妻が到着したときは点滴三種類、バイタル測定センサ二種類をつながれて既に身動きの取れない状態で、待ち構えていた主治医が病状と治療方針、入院予定を説明してくれました。
幸い酸素吸入などで口は塞がれていなかったので、シフト勤務で次々と交代する看護師さんとの会話が唯一の楽しみでした。。
三日目からはFM放送を差し支えない音量で流しっぱなしにしてくれたおかげで、世の中の状況から遮断されることはありませんでした。
四日目からは特別な計らいで、循環器内科の病棟からカード式テレビを借用していただき放送を楽しむことはできました、二時間以上連続して視聴すると疲労がたまって不快を覚えました。
テレビを見るなんて体力を使っている意識はありませんが、このような状況では体力を奪われたのでしょう。
七日目、上腸間膜動脈の解離箇所の変化を確認するため、造影CT検査を受けました。
血流を悪くしていた偽腔は若干ながら小さくなり、悪化傾向はなく一般病棟への移動が許可されました。
主治医から受けていた当初の説明では、
・この病気は発症部位が珍しく、年間症例二例程度しかない。
・間接原因として高血圧症が考えられるが直接原因は分かっていない。
・解離部位が元通りに修復されることは期待できない。
・悪化傾向がみられた場合は血管外科にて切開手術が必要となる。(当病院では施術不可のため転院となる。)
ということであったので、偽腔が減少していたことは非常に嬉しかったです。
一般病棟への移動に際して、看護師さんの補助をいただきながら立ち上がる練習を行いました。が、
頭で考えている動作の記憶と、一週間寝たきりだった身体の鈍重さには大きなギャップがあって、筋力は想像以上に減退していて膝と大腿部に力が入らないのです。
数回繰り返すと血液を足全体に奪われたのか強烈なめまいが襲ってきました。
それでも回復に向かって前進していることがこの上なく達成感がありました。
不謹慎でしょうが、ICUでの完全看護は居心地が良かったことを付け加えておきます。。。
明るい入院生活のススメ。当たり前だけど大切な7つのコツ。短期、長期、再入院でも明るく過ごしたい。5分で読めるシリーズ | |
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