8月8日の新聞報道によると,大阪地裁で,平成16年に刑事事件の判決言渡の際に,口頭で言い渡された刑よりも重い刑が判決書に記載され,そのまま控訴・上告を経て,平成17年2月に確定し,最終的に検察官の非常上告によって,是正されたとのことである。どうしてこのようなことが起こったのか? . . . 本文を読む
最近の犯罪報道では,少年の犯罪が目立つように感じられる。酒鬼薔薇聖斗の事件はいうに及ばず,先月の4月にも高校生の殺人事件が2件発生したし,ホームレス火炎瓶殺人事件や母親毒殺未遂事件の処分結果の報道がされている。しかし,最近発表された「少年非行等の概要」によれば,統計数字で見る限り,少年犯罪が凶悪化・悪質化しているとはいえないようである。 . . . 本文を読む
耐震偽装事件では,本筋の耐震偽装の他に,架空増資とか,監査役の監査がなかったとか,本来の耐震偽装の問題を越えて,関係会社に,会社法の絡みの不正が報じられている。今回はこれについて考えてみた。 . . . 本文を読む
今回は平成18年1月27日第二小法廷判決を取り上げたい。この判決は,医療現場で何かと問題となっているMRSAの治療に関する,あくまで事例判例と理解されるものであるが,それに止まらず,最高裁は,事例判断を通じて,下級審の裁判所に,医療過誤事件の鑑定についての判断は,このようにせよ,という含みを持たせているように感じられる。 . . . 本文を読む
3月6日(月)の日経新聞に,生活保護支給額を削減し,国民年金以下にすることを厚労省が検討しているという記事が掲載されている。一見なるほどと思わせる記事だが、その実,およそ無理なことをしようとしているのではないかと疑われる。そもそも年金と生活保護を比較することは、全く異なる法に基づく給付を比較することで,比較にならないというべきだろうし,無理に両者の給付水準を揃えようとすると、むしろ年金が生活保護に歩み寄らなければならないのではないだろうか。 . . . 本文を読む
3月3日の日弁連の臨時総会で,日弁連の懲戒規程の改正が議決されたが,その場で裁判員制度や裁判の迅速化自体に反対する立場からの反対意見が相次いだとのことである。もともと陪審制の導入を強く主張したのは弁護士会であるのに,いざ導入となると反対意見が出るというのも,いかにも弁護士会らしいところである。 . . . 本文を読む
この前にも取り上げた小田急線訴訟の最高裁判決には,少数意見がついている。この少数意見は,小田急の高架化に伴う付属街路事業についての周辺住民の原告適格を否定した意見のように受け取られるが,実際にそうなのだろうか。 . . . 本文を読む
最高裁平成18年01月19日第一小法廷判決で,泉裁判官が,引用判決の在り方について,異例の補足意見をつけている。元の高裁判決が余りにひどかったということからきたものではあろうが,高裁判決の在り方について考えさせられるところがある。 . . . 本文を読む
2月14日の日経新聞に,執行猶予者の保護観察を強化するための執行猶予者保護観察法の改正案を,与党の議員立法で提出することになったという記事が掲載されている。統計データでみると,日常の印象に反して,執行猶予の保護観察は,結構重要なことに思える。 . . . 本文を読む
事業者向け金融会社のロプロが100%出資子会社の日本信用保証を吸収合併することになった。かつて商工ローン問題で社会をにぎわし,平成15年7月には,重要な最高裁判例を導いた会社であるが,その時に大きな役割を果たしていた保証子会社が吸収消滅するということに,時代の変化を感じる。 . . . 本文を読む