前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

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福井県営地下駐車場の新たな苦悩

2010年01月23日 | Weblog
朝日・・・福井市大手2丁目の県営地下駐車場(福井駅西口地下駐車場)で、天井数カ所から白く濁った水が垂れ落ち、下に駐車中の車に汚れが付着する被害が出ている。漏水がある場所にはコーンを置いて仕切ってあるが、それ以外の場所でも漏水が見受けられる。利用者は「県営なのに安心して止められない」といい、県は「随時調査、補修したい」と対策を検討中だ。

  同駐車場は2007年オープン。鉄筋コンクリート造りで、地下1、2階を合わせて計200台が駐車できる。1日の平均利用台数は550台前後。08年度には、財団法人・駐車場整備推進機構が「優良駐車場」として認証した。

 購入したばかりの高級車の天井などに、長さ約50センチの白い跡が付着したという利用者の女性は「漏水が車に垂れる場所がいくつもあるなんて知らなかったし、ロシアンルーレットみたい」と憤る。汚れは洗車では取れず、外色を塗り直す必要があるという。
 県は「今後、地下水が引く時期を待って、業者へ調査を依頼して補修したい」としている。

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   利用がおもわしくないところに、「車に傷をつける」駐車場ではどうにもなりませんね。
「優良駐車場」として認証は取り消されなくてはいけません。
このような地下駐車場に53億円もの税金を投入した。本当に嘆かわしい話だと思います。
 当時、わたしは県議会でも批判してきました。
 県側は「40年で元をとれます」と説明していましたが、今回の件でさらなる利用低迷になるのではないでしょうか。
  53億円をもっと別の形で中心市街地活性化につかえば、福井駅前ももっと賑わいを取り戻していたのではないでしょうか。
  計画当時の知事選をめぐる取引も噂されましたが、このような政治を変えなくてはいけませんね。
  以下、当時の議会質問・反対討論です。


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●2003年2月福井県議会一般質問
まず、中心市街地、街の衰退の問題です。
 先日、福井市の中心商店街で話をお聞きしましたら、「半年間一人もお客が来ない、もうあかん」と言われました。冗談と笑えないところに事態の深刻さがあります。福井市内にはたくさんの商店街がありますが、商店街としての機能を保てているところが少なくなってきています。これは県内7市どこを見ても大同小異であります。高齢化社会に対応しなくてはならないとか、環境立県とかいいながら商業機能の野放図で、極端なスプロール化は人の生きる街を衰退させています。53億円かけて駅前地下駐車場をつくっても街の活性化にはつながりません。福井市の地下駐車場の利用は前年比2割の減だそうです。中心部に集客の要素がふえないどころか減っているのが現実であります。このままいくと福井市内では駅前を初め幾つかの商店街しか生き残らないかもしれません。知事が都市づくりに責任をもった16年間でのこのような街の衰退の責任をどう考えていますか、御答弁ください。


●2003年2月福井県議会  予算案への反対討論・・・
予算案に反対の主な理由は、次の4点であります。
 第一に、不要不急の大型公共事業予算の問題です。足羽川ダム、河内川ダムなど今日的必要性に欠けるダム建設は見直しが必要であります。さらに関西国際空港出資金、福井駅前地下駐車場整備や多額の国直轄事業負担金など見直しが求められます。
 なお、第11号議案、平成14年度第131号議案の駐車場整備特別会計は福井駅前地下駐車場整備であり反対です。


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