前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

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石川文洋「私が見た戦争」

2009年09月06日 | Weblog
    高校時代、「リーダイ」ことリーダーズダイジェストを購読していた。日本語版が廃刊になって久しいので知らない方も多くなっているだろう。本家のアメリカもダメなようだ。気に入ったフレーズを「カード化」したりしていた。

    内容は、当時の世相を反映して政治では「反社会主義」の記事が多かったと思う。環境問題に関しては、本四架橋などに反対する環境問題の記事などもあった。当時のオカルトブーム批判もあった、と記憶している。

    衝撃をうけたのは、当時のカンボジア、ポルポト政権による大虐殺のレポート。しばらく眠れないほどの衝撃をうけた。「こんな非人道的な政権は倒さなくては」と思った。

    その後、大学に入り、「赤旗」を読むようになった。このポルポト政権が打倒されたことを1面トップで報道した。涙がでるほど感動した。「非人道的な政治はかならず倒れる」と感動した。



        ★



    たけふ九条の会の講演にもこられたことがある石川文洋氏が「私が見た戦争」(新日本出版社)をだされた。さっそく購入した。

     ベトナム、ラオス、カンボジア、ソマリア、アフガン、沖縄など各地の戦争写真。カンボジア大虐殺の遺骨写真には、「人間は何と残酷で怖ろしい事をする動物なのだろうと思った」とのコメント。

     2004年8月に沖縄国際大学にアメリカ軍ヘリが墜落。壁に残る黒煙の写真。「大学のキャンパスをアメリカ軍がなぜ封鎖するのか。まだ沖縄を占領しているつもりなのか。そのことに強く抗議をしない日本政府とアメリカに怒りを感じた」とコメント。この日本の現実は民主党政権とオバマ政権で変わるだろうか、変えていかなくてはならない。

     著者は書いています。
「世界の平和を築き、戦争を防ぐためには、戦争の実態を知り、その悲劇を想像することが大切と思っています。本書がそのために役立つことを願っています。」

多くの方に見て、読んでいただきたい一冊。2800円(税別)。


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