前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

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東電が国会に黒塗り資料。「財産保護」?、国民の財産を奪っておいていい加減にしなさい

2011年09月04日 | Weblog
赤旗・・・・福島第1  手順書、黒塗りだらけ 衆院委理事会 東電に再提出求める
 
衆議院科学技術・イノベーション推進特別委員会の理事会が2日に開かれ、東京電力が作成した福島第1原発事故時の運転操作手順書が提出されました。しかし手順書は、ほとんどが黒塗りされているなど、事故原因の解明にはほど遠いもの。理事会は、津波後の対応を含む過酷事故対策の手順書を改めて提出するよう求めました。

 日本共産党の吉井英勝衆院議員によると、提出された手順書は見開き12ページ。全200行以上あるうち、原子炉の緊急停止後の炉内の圧力調整の際の当直長や操作員の手順など、13行だけしか読めず、他の部分はすべて黒塗りの状態です。東電は、知的財産が含まれているなどとして非公開としています。

 一方、手順書は、津波到来後の全交流電源喪失による過酷事故への対応は含んでいませんでした。同日の理事会で東電の担当者は、津波後の対応の手順書が存在すると認めました。同委員会の川内博史委員長(民主党)は、津波後を含む過酷事故対策の手順書を、改めて7日の理事会に提出するよう求めました。・・・・・・


  開いた口がふさがらない。
事故原因をきちんと究明するための資料を国会に黒塗りでだすとは、東電は国民を馬鹿にしている。
「知的財産」などというが、国民や自治体の膨大な財産を破壊しておいて、自分たちの「財産」を守ろう、などとはとんでもない!


こんな記事を読むと思い出す。
かつて原発は地震に耐えられるか、の裁判で、「もんじゅ」を運営する当時の動燃事業団は地震の固有振動周期について黒塗りのデータをだしてきた。
その時も、「大事な秘密、企業秘密」だとかなんとか理由があった。
しかし、今日では、国民にそのデタラメさが検証されてしまった。

東電の秘密マニュアルもとても検証に耐えられない代物かもしれない。実際、役にたたなかったのだから。


           ★


昨日は、夕方に台風が再接近する、という報道をうけて、共産党の会議も早めに終わった。
福井はたいした被害がないようで安心。被災地のみなさんにはお見舞い申し上げます。
しかし、ほんとうに「災害列島」の火が吹いたような災害がつづきます。

福祉と防災最優先で、国の政治も、地方の政治もすすめることが必要です。


      ★


NHK・・・・丸紅 大型洋上風力発電に参入

再生可能エネルギーへの注目が高まるなか、大手商社の丸紅は、イギリスの沿岸部にある大型の洋上風力発電事業に、およそ260億円を出資することになり、この分野に本格的に参入することになりました。

発表によりますと、丸紅は、洋上の風力発電で世界第1位のシェアを持つ、デンマークのエネルギー企業「ドン・エナジー」がイギリスの沿岸部に保有する、洋上の風力発電事業に出資することで基本合意しました。丸紅は、この事業に2億ポンド(日本円でおよそ260億円)を出資し、発電事業の49.9%の権益を取得することになります。この事業は、イギリス南東部の沖合に高さ107メートルの風車を48基を設置し、最大で17万キロワット=イギリスのおよそ12万世帯分の電力を発電し、去年の春から供給しています。丸紅によりますと、商業運転中の洋上の風力発電に参入するのは、大手商社では初めてだとしています。丸紅は、この事業を通じて、開発や運営のノウハウを獲得して、今後、洋上の風力発電事業が成長する可能性のある、日本での事業化につなげたいとしています。・・・・・



    さすが。これからは原発の時代じゃない、と企業も見抜くのは早いからね。

風向きが変わり始めた。風をよめずに、いつまでも「もんじゅ再開を」「敦賀3,4号機を」と言っているようでは、取り残される。福井でも風力に取り組む企業もあるが、がんばっていただきたい。