こんにちは
ぱんだ組(4歳児)担任の河野ちかです
例年に比べて、寒さはましなように思いますが、それでも朝起きる時や帰宅する時には「寒いなあ」と思いながら毎日過ごしています
余談ですが、私的に冬独特の自転車に乗る時などに感じるあのひんやりした冷たい空気は、お肌がツンと張るような気がして好きなんです
大人は冬は寒くて、自宅にこもったり寒いとマイナスな考えに思ってしまいますが、子どもたちはそんなことお構いなしに戸外あそびも元気に遊んでいます寒い時こそ身体を動かして温める寒い寒いというだけではなく、一緒に子どもたちと温まっていきたいですね
さて、今回はそんな子ども達の造形表現展に向けて取り組む姿
今回のテーマは『子ども達の姿』幼児クラス(3・4・5歳児)をメインにお伝えしたいと思います
お仕事にまつわることは、普段の日常生活の豊かな経験や園をはじめとする遊びから学んだり、知ることが多いと思います
例えば…
こあら組では、室内あそびでたくさんの商品を売って、お店屋さんごっこを楽しんだり、おままごとではお母さんになりきったりしています
中には、「○○ちゃんは××先生で、みんなはこあら組さんになって」と私たち保育教諭になりきって、運動会の取り組みの入退場の行進を真似する姿もあるそうですよ
小さな先生、想像するだけでも微笑ましく、可愛らしいですよね
ぱんだ組では、夕方の延長時にブロックを使ってアイスクリーム屋さんを開店実際に、看板やレジ、カウンターを作成したり、「ここを押すとイチゴ味やねんで」と細かい部分まで作成している姿には驚きました
普段の何気ない日常生活の経験が生きているのでしょうね
らいおん組では、日々の活動の中で自分たちで調べて知ったことや、『いろんなくるま』の歌に出てくるお仕事にまつわる車を自由あそびの中で表現する姿があります
ショベルカーや…
ミキサー車に…
お仕事している人の様子を粘土で作ったり…
このように遊びの様子からも『お仕事』は、子どもたちの生活に身近であることがよくわかります
さて、本題である造形表現展に向けての子どもたちの姿先日のさほ先生のブログにもあったように、子どもたちは絵本や図鑑をもとに作成するもののイメージを膨らませていきます
それぞれのクラスが一つの物を作り上げていくために、毎日工夫を凝らしながら集中して取り組んでいます
幼児クラスともなると、子どもたちの内に秘めている考えやアイディアを他者に共有するための方法として、コミュニケーションが活発となります
ご家庭でたくさんのご協力のもと集まった様々な廃材を活かして、アイディアがあふれる子どもたち
リボンやフェルト、お菓子の箱というジャンルでも、丸いものから四角いもの本当にワクワクするほどのたくさんの廃材から選択するだけでも楽しそうに「どうしようかなあ…」と悩む子どもたちでした
そんな廃材をクラスでテーマに向けた話し合いを基に形にしていこうと考えをめぐらせます
少しクラスでの話し合いを覗いてみましょう
どんなところにある?何が入ってる?どんなことをするもの?どんな人が働いているの?と子ども達自身の疑問は、もう一度子ども達に返してみますすると、日常生活で見たことがあるお友達、実際に絵本で見たお友達、中にはお家の人から聞いたことを教えてくれるお友達も
こんな風に、子どもたちとテーマについて探求していき、理解を深めたところで制作していきます
絵の具で塗って表現したり…
こんな塗りにくいところまで、きっちり塗ります 頑張れ~
貼ったり…
切ったり…
これらの造形制作において、子ども達のアイディアを大切にしています取り組む前から完成イメージを持っていて、その目標に向かって制作するお友達や、作りながら様々なアイディアが思い浮かんできて、形にしていくお友達、と一人ひとりがこだわりを持っています
どうやったら、「この部分になるかなあ」と図鑑とにらめっこしたり、実際にたくさんの廃材を見て考えます保育教諭が「こんなふうにするのはどう?」と提案してみると、子ども達自身のこだわりや思いが強い余りに「それだとさあ~…」と突っ込まれてしまうこともしばしばでもそれだけ、一人ひとりが考えて工夫を凝らそうとしていること、大人の言う通りにせずに考える機会は大切だなあと思いました何事もうんうんと聞き入れるだけではなく、一旦立ち止まって自分の中で考えることは大切だと常々思いますそして、自分たちでこだわって完成した作品は、より達成感と満足感を味わうことができるのではないかと思います
下の写真も、ぱんだ組で力を合わせて作っているあるお仕事の車のポンプの部分を作る一コマです
この時も、何となくこれで出来そうかな?というものを集めてきたけれど、実際に形にするとなると、ボンドとの相性が悪かったり、絵の具がはじいてしまったり考えることはたくさんあります
そんな時こそ、一人ひとりの発想やアイディアを伝えあい、相談するとみんなで持ち寄ったアイディアで解決策が出てくることもあります
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どのように形となり完成したかは、当日の楽しみにしておいてくださいね
一生懸命、夢中となって取り組んでいるとこんな微笑ましい姿も
今後も子どもたちと一緒に造形表現展に向けて期待を高め、一人ひとりの個性が光る作品展となるようにサポートをしていきたいと思いますそして、ぜひ当日の世界観の中から子どもたちの日々の活動がどのように活かされているのか、楽しみにしていただけたらと思います