認知症一期一会 http://blog.goo.ne.jp/mizukiosamu/

毎朝8時30分
ケイタイのアラームが鳴ると、私はアリセプト5mgを飲み食卓を離れます。


30分もすると

2006年11月30日 | 5mgの日記
2階の窓から朝日が射し込んでいましたので、窓に布団をかけて庭にでました。何時もの朝の体操、600歩を歩きます。庭の着きあたりまで行き、行き止まりとなりますので、後ろ向きのまま戻ります。数を数えるには小石を両手に3個づつ持って歩きながら歩数を数え。100歩、歩けば石を一個捨てます。無くなれば終わりです。後ろ向きで、半分は歩く・・・というのが味噌です。もちろん我流です。それに加えて、ウサギ飛び . . . 本文を読む

自分で対処することを

2006年11月29日 | クリスティーンさんの本から
《私たちは、これはどういう病気なのかということ、人によってみな症状は違うこと、自分で対処する方法はたくさんあることを知る必要がある。家のまわりのことに関する支援も・・・特にひとり暮らしの場合・・・必要になるが、私たちは可能な限り自立して生きていきたい。それには交通手段へのアクセスが必要だ。複雑な公共交通機関だと混乱してしまうので、車、タクシイ、バスがよい。》とクリスティーンさんは書いておられま . . . 本文を読む

一生懸命になってすると

2006年11月28日 | 5mgの日記
水木理の本棚に登録してある本の内、「一期一会の読書会」には登録してない本があうことに気がつきました。なんでもそうですが、後で・・・と、いったん打ち切りますと続きがあることを忘れてしまうことがいます。クリスティーンさんも本を読まれるときには、一気に読まないといけません・・・と書いておられます。ということで、「読書会」に本を登録しました。10冊余ありましたので・・・せっせせっせと気が散らないよ . . . 本文を読む

情報がほしい

2006年11月27日 | クリスティーンさんの本から
《私たちはひとりひとりが皆違う人間なので、脳の損傷がどう影響するかは、その人の環境やそれまでの生き方によって違ってくる。認知能力を失うと、ストレスを感じやすくなり、心の奥深く根強くある感情に従いつつ、過去に自分がしてきたように反応するようになる。この認知機能の低下とそれに対処する能力のなさと闘っていかねばならない私たちには、大きな支援と協力が必要だ。まず初めは、情報が重要で大きな力づけになる。 . . . 本文を読む

ジェネリック医薬品

2006年11月26日 | 5mgの日記
「この病」の先生と、かかりつけ医とは別です。ということは、4週間に一回ずつ、両方の先生の診察を受けなければなりません。かかりつけ医は、約2キロ先にあります。看ていただいている病は、高血圧。30代から服用しています。それに加えて安定剤です。ジェネリックという言葉があります。《「新薬」として最初に発売された薬は特許に守られ、開発したメーカーが独占的にその薬を製造販売することができます。これが「先発 . . . 本文を読む

今、思うこと

2006年11月25日 | 5mgの日記
《人間の脳はさまざまな環境に応じてその人その人の人生経験をもとに発達していくもので、脳の内部が破壊された場合、それぞれが固有の対応メカニズムを示す。最初に認知機能の低下と混乱との戦いが、次には痴呆症の診断が、トラウマになるような個人的経験としてやってくる。だが、この経験は、社会的環境で、つまり家庭、地域社会、あらゆる社会的関係の中で生じるものだ。また、その人の過去の考え方と行動、それまでの生き . . . 本文を読む

本人会議のこと

2006年11月24日 | 5mgの日記
あなたの街でも、認知症同士が出会い、話し合う場を作っていきましょう。という呼びかけで、認知症の人の「本人会議」が10月16、17日の京都で開催されました。「認知症を知り、地域をつくる」の下記ページに  http://www.dai-jobu.net/結果報告があります。時代が代わることを実感します。これまで長年、認知症になると何もわからない・・・お世話になるばかりの人と思われてきました。 . . . 本文を読む

アリセプトのこと

2006年11月23日 | 5mgの日記
厚生労働省の医薬食品安全対策課から、平成18年3月17日付けで下記の通知があります。塩酸ドネペジル(商品名アリセプト)係る海外の報道について一部の海外の通信社等が、塩酸ドネペジル(商品名アリセプト、エーザイ株式会社)の脳血管性痴呆の臨床試験結果について報道していますが、 国内で認められている効能・効果は「軽度及び中等度のアルツハイマー型痴呆における痴呆症状の進行抑制」であって、脳血管性痴呆に . . . 本文を読む

私の場合

2006年11月22日 | クリスティーンさんの本から
《あなたを押しのけるのは、無理やりシャワーを浴びせようとするからだし、食べ物を吐き出すのはそれが嫌いだからだ。間違ったところで用を足そうとするのはトイレの場所を忘れてしまったからだし、別の人の部屋へいくのは自分の部屋がどこか忘れてしまったからだ。どうか私たちがいつもそうしている時間にシャワーを浴びせ、風呂に入れてほしい。どんな食べ物が好きか知っていてほしい。トイレの場所がはっきり見えるようにしてお . . . 本文を読む

露天風呂の短歌

2006年11月21日 | 5mgの日記
先週、NHKで「介護百人一首」という番組を見ました。さりげなく、思いを投稿できますから・・・投稿される方も選者の方も癒されているようで・・・これはいい・・・と思いました。そう言えば、「ぽーれぽーれ」にも短歌などが投稿されていて・・・私たちはその思いを共有していました。私は俳句を時には書きます。(書きます・・・と書いて・・・ ちょっと変・・・と思ったのですが 俳句はかくではありませんね。)読むは . . . 本文を読む

結構ですと言えない

2006年11月20日 | クリスティーンさんの本から
《私たちには話す能力が欠けていることを考慮することが重要だ。そのために、あなたは私たちをあまり尊重せず、私たちの尊厳や個人的自由は制限されるようになる。私は自分が話せなくなったら、きっとすぐに乱暴な行動に出てしまうだろうと思う。やりたくないことを人がやらせても、「いえ、けっこうです」という言葉が言えないのだから。人が無理やりシャワーを浴びせたり、服を着せたり、嫌いな物を食べさせたりしようとすれ . . . 本文を読む

本人会議のこと

2006年11月19日 | 5mgの日記
ぽーれぽーれ11月号を頂きました。10月16日・17日に京都で開催されました「本人会議」がメイン記事です。その様子はマスコミに取り上げたれています。2年前・・・越智さんが国際会議で講演されたが始まりとのこと。話せるご本人の方々が京都に集まり・・・・お話されました。すばらしいなあ・・・時代が動いているのだなあ・・・喋れる方は喋り・・・書ける方は書く・・・提言できる方は提言する・・・ということが認 . . . 本文を読む

中途半端で

2006年11月18日 | 5mgの日記
ここ3日ばかり、このブログにある「水木理の本棚」を整理していました。本の紹介文ですから・・・その本を買い求めた時に心境はどうであったろうか・・・などと、ついつい思ってしまいます。ですが・・・その本を整理していても・・・「これ、読んだ?」と首をひねるものが半分以上でした。クリスティーンさんの2冊の本はいつも手許にありますので・・・記憶以上の記憶が沁みこんでいます。ただ・・・どこのページに「ある文 . . . 本文を読む

読む立場から

2006年11月15日 | 5mgの日記
私はパソコンに強くはありません。見よう見真似・・・でなんとか扱っているのです。以前は・・・息子たより・・・でしたが、今は「蟄居の身」で自宅にいますので、ヘルプ!とは・・・簡単にはいきません。写真の取り込みができず・・・困るとこもあります。このブログの写真は・・・「縮小」していますが、もとの大きさにはもどりません。よく・・・クリックすると大きくなる写真がありますが・・・その扱い方が・・・何度やっ . . . 本文を読む

社会的人格を

2006年11月13日 | クリスティーンさんの本から
《ジョージタウン大学のスティーバン教授からメールを受け取って、とても励まされた。彼は、痴呆症の人びとは単なる研究対象ではなく、研究活動への積極的な参加者になれると書いている。彼は論文の中で次のように述べている。》『アルツハイマー病の人が立派な存在価値のある社会的人格を構築できるように助ける方法のひとつは、本人を協力者としてさまざまな研究努力に参加させることだ・・・そのような研究努力を通してこそ . . . 本文を読む