平成17年12月26日晴天であるが、風が冷たくて、周りの物全てが怒っているようだ。物干し竿に洗濯物をかけ終わった笙子は両手に「はーはー」と息をかけながら戻ってきた。昔のこと。子供たちのオシメを干す時にも冷たい風が吹いていた。笙子はバケツにお湯を入れて物干し竿の横に置いた。３～４枚のオシメを竿にかけると、手が真っ赤になるから手をバケツに入れてかじかんだ手先を暖めたものだ。その時笙子は、吉永小百合の「 . . . 本文を読む
平成17年12月20日定期検診の日である。 先生は私の顔を見つめて「診療内科の仲間たちと話したことだが……… 検査結果がボーダーラインにあって、 どちらとも取れる場合は黒とした方が 結果として本人のためになるようだ」と言われた。 それは私が極初期であってその私の状態を見ての話であろうか……… それとも特定の人を指したのではなく、臨床的な経験則で話し合われたものだろうか。 立ち入った話は聞くことは . . . 本文を読む
平成17年11月21日
ブログに写真を入れたくてトライして見ました。本当はブログのタイトルの背景にこの「お茶」の写真を入れたかったのですが入りませんでした。マイッタナア・・・と腕を組んでにらめっこしているところです。何度もトライしたのですが・・・・出来ません。ま、出来ないものは仕方がない。その内に「なんだあ、そんなことかー」と大笑いする時がくる・・・ことを期待して・・・
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平成17年12月20日今年も残り少なくなっている。年賀状は毎度のことでこの時期にならないと腰があがらない。裏面の絵の原画を描くのは笙子の役目で、その絵を私がスキャナーで読み取って………配置する。なんども失敗したがとにかくできた。昨年の倍くらいの時間を使ったと思う。でも画面が出来たのだから………まだまだ大丈夫……と自分でも思い、笙子は「ちゃんと出来るじゃない………」と私にウインクしてみせたのでド . . . 本文を読む
平成17年12月18日いつも行く本屋で日記帳を買った。私はこの病の宣告を受けた時から日記をつけている。漢字が書けなくなっていたが、あえて万年筆で書くことにし、Ｂ５のノートを使った。日記帳という枠にはまったスタイルが好きではなかったからだ。しかし、この１１月頃から、ノートに日付と曜日、それに天候などをまず書くのだが、………今日は何日の何曜日とすらすらと書けないことがあり、カレンダーで確認するよう . . . 本文を読む
平成17年12月13日私の住んでいる浜名湖畔は一年に数回雪が降ります。降るとしても正月明けです。それがふと窓の外に目を向けたとき、なにか舞っている………ような気がしてよく見ると、小さな雪が幾つか………数えることができそうな数の小雪が風に乗って乱舞していた。私は呆れたようにその小雪を目で追った。そんな時、富山の方からコメントが入った。やはり認知症の方をかかえて居られる方だ。私がブログを立ち上げて . . . 本文を読む
平成17年12月1２日笙子の亡父の墓参りに行く。約５０キロ離れた町である。但し最近大きな市と吸収合併されたので町の名前の頭に大きな市の名前がかぶさった。だから今までのように簡単に呼べない。ま、郵便番号に変わりはないから年賀状を出すには不都合はない。在所に寄って、姉妹のところに寄ってそれぞれにお茶を貰っては今年一年のお礼を述べてからお墓に向かった。３００基ほどある真ん中である。墓の花は冬空に枯れて寂 . . . 本文を読む
平成17年12月11日冬雲がどんよりしていたが、風はなく冷たくもなかった。冬将軍が来る前に毎度のアロエの冬支度をする。庭の日当たりのよいところにあるアロエの群れが今はピンと立っているが、一夜の霜で全滅になることがある。だからコモなどで覆い霜よけをする。今年はアルミ枠のマドガラスを何本か貰ったので、温室のように囲うことにした。アルミ枠の幅が縦１７６センチあった。それを２本並べて霜よけを作る。その . . . 本文を読む
平成17年12月4日ｂｏｔｉｂｏｔｉやろまい ～認知症地域とともにあなたとともに～というタイトルで家族の会の愛知県支部25周年記念アルツハイマー病記念講演会が行なわれた。そのパンフレットの題目を転写します。会場 愛知県女性総合センター（ウィル愛知）午前の部 分科会Ａ会場 芝居 介護現場の本音講演 「あなたの心 燃えつきな . . . 本文を読む
平成17年12月2日定期診断の日である。午後の診察は３時からであるが、４０分も前に着いてしまったので、近くを一回りしてこようか………と私は笙子に言った。「やめたほうがいいじゃない」と答えたが私は無視して走った。近くの道を左折し、又左折して行くうちにどうしたわけか迷ってしまった。私の方向感覚はやはりおかしい………「だからさ………私の言うことは素直に聞きなさい」と笙子はぴしゃりと言った。私もそう思 . . . 本文を読む
平成17年11月22日定期診察の日である。先生に特にいうこともなかったので「とくにありません」とのみ私は答えた。「どこかに行かれましたか」と聞かれる。笙子が嬉しそうな声で「箱根に行ってきました」と答えた。「ほう、それはよかったですね。なにか感じたことはありませんか」「少しは眉をひそめることがありましたが、 大体は普通の状態でした。 帰りの新幹線で普通席が一杯でしたので、 すばやく座席指定のキッ . . . 本文を読む
平成17年11月22日第二部 タウンミーティング医療編 「専門医と地元の医師を迎えて」
繁田先生
前歴 静岡県内で勤務 認知症 病気は三つある。 脳の働き
アリセプト 遅らせる 服用するとしないでは大きな差がでる。 趣味が一つもない………三倍 多くやる……いろいろなことをする。 健康であること＝幸福であること 痴呆にならないだけの人生ではダメ どんな . . . 本文を読む
平成17年10月22日タウンミーティングに参加申込をするときに質問のあるは送って下さいということであった。私は以下の質問書を送っていた。私は平成17年３月にアルツハイマー病の宣告を受けた６８歳の男です。小沢勲先生やクリスティーンさんの本を読み元気付けられています。アリセプト５ｍｇを服用して６ケ月が経過しました。私は勤めをやめ、自宅で本を読んだり、文章は書いたりしています。今現在は日常生活にそれ . . . 本文を読む
平成17年10月22日
第一部パネルディスカッション
「認知症～正しい理解と行動のために」
赤坂浩 長谷川和夫 野中博 尾乃内直美の各先生
赤坂先生
変化した。
画像・薬・新薬
早期発見が進む
平成16年12月24日名称変更
市民の方からたくさんいただいた。
本人が本を書く時代となった。
本人ネットワーク十年計画の一年目 . . . 本文を読む
平成17年10月22日認知症タウンミーティングに出席した。会場は名古屋市のつるまいプラザ（愛知県勤労会館）である。金山駅で中央線に乗り換えて次の駅が鶴舞である。駅には看板を持った案内人がおり、又道路の要所にいたので安心して会場に着くことができた。自分が会場行くのに苦痛を感じなかったのは前もっての準備したことも大きかったが、駅からの道に不安がなかったことが特に大きいと思う。ちょっとした行き違いで . . . 本文を読む