認知症の初期です・・・と、宣告された私が、ブログに書いていくことで、自分の状態を記録したい・・・と思ったのは、患者本人の書かれた言葉に接することができなかったからです。私はどうなっていくのでしょう・・・という問いに「やがて車に乗れなくなります」との回答。「この病」と車の関係の説明がないままで、乗れなくなる・・・という言葉は、私を混乱させます。宣告された私が・・・意味ありげな「車に乗れなくなりま . . . 本文を読む
玄関の網戸が・・・どういうわけか、5センチほど開いている日が多い。私は、そのことには無頓着でしたが、笙子さんは「貴方でしょ」と私を睨みます。そう言われれば・・・そうかもしれない・・・と思ってしまうのが「この病」の特徴。あれこれ話した答えは、すだれを玄関の前に取り付けること。そのすだれの取り付けは・・・私の役目。私が黙っていても・・・笙子さんは脚立を持ってきて「さあ・・乗って」を言います。す . . . 本文を読む
私より、少し年下の男性、Aさんが脳梗塞で倒れたのは5年以上前のことです。日々リハビリに励んでいます。そのAサンと道で出会いました。私も散歩の途中。彼の家の前まで一緒に歩き・・・彼が「じゃあ」と言ったとき、奥さんが出てきて「あら・・・めずらしい・・」といいます。「たまにはね」と私はいい、「じゃあ」と言って散歩の続きをしようとしたとき、読んで欲しいものがあるとのこと。家に入った奥さんが持ってき . . . 本文を読む
先日、孫たちが学校帰りに、私の家に寄って、五目並べをしたことは、6月19日の記事に書きました。その日・・・笙子さんは、赤飯を作りました。「赤飯だ・・・」と下の坊が頓狂な声でいいます。それに加えて・・煮しめが作ってあります。好物です。にんじん・・・ゴン坊・・・こんにゃく・・・コンブにシイタケ・・・と、笙子さんがリズムを取りながら・・・煮しめを二人の皿に盛っていきます。赤飯が、大好きで、おかわ . . . 本文を読む
私は、昨日、ボデイシャンプーの詰め替え液を買い、今日、詰め替えをしました。詰め替え用の液は、フクロ詰めです。ある場所を・・・ハサミで切り、今まで使っていた瓶に入れれば・・・一丁上がり・・・と軽い気持ちで出し口を切りました。ところが・・・きり口の見当を間違えて、液が出るようには切れていません。さらに切りますと・・・液が垂れました。その垂れたところを持って・・・ビンに入れます。恐る恐る・・・と . . . 本文を読む
機関紙、「ぽーれぽーれ」が届きました。先に行われた平成19年度の総会の記事が載っています。開くと・・・私、水木が2日目に、総会会場で話させていただいたことが記事になっています。全文・・と言っていいほどの文字が並んでいました。そんなーという感じの私は・・・機関紙のページに・・・目が点に。私が・・・話したことは事実ですが、それって・・・・ホント・・・という感じもします。私が書いた文章を・・・段の上 . . . 本文を読む
今日は天気予報通りの雨です。こういう時・・・昔は骨休みと言って休養したものです。今では・・・天候の如何に関わらず・・・電車に乗って出勤です。といっても今日は日曜日。休養日です。そんな朝、笙子さんが・・・手伝って・・・と言ったのは、「水墨教室」の作品展用の準備のこと。私は言われるままに、作品を畳に広げます。作品は裏打ちしてありますので、そのミミを切り取ること。又、その絵がきれいに見えるように縁取 . . . 本文を読む
《何十年も前のことを鮮明に覚えているのに、5分前のことは記憶に残らない、というようなギャップはかえって家族をとまどわせ、ときには痴呆を装っていると見られて、虐待を招くことさえある》と小澤勲先生は書いておられます。 岩波新書847 「痴呆を生きるということ」P160昨日のブログで、古びた駅の思い出を書きました。しかし・・・なんでその日だけ・・・古い記憶が浮かんだのでしょうか。その鉄道は・ . . . 本文を読む
義兄の「初七日」ということで、笙子さんと電車に乗っていきました。電車といっても、国鉄解体で、今は第3セクターの経営です。私が・・・この電車に乗るのはマレでしたが、最近は・・・何か行事があれば乗ることにしいます。遠方への自動車は・・・不安を感じるようになったからです。電車も慣れれば・・・結構いいと思うようになりました。カタンカタン・・・というレールの音が・・・なんともいい気分にしてくれます。通勤 . . . 本文を読む
昨日の続き・・・みたいな書き出しになりました。おだやかで、ときに風が・・そよ・・・と頬をなでていきます。いつでしたか・・・「6月を、きれいな風の吹くことよ」という俳句のことを書きましたが・・・今、足元をそよとした風が吹いてきました。そのさわやかな感じに、思わずニッコリ。まさに雨季というこの今、そよとした風が・・・カーテンをゆらり・・・はらりと揺らします。俳句の言わんとしている意味がよく伝わって . . . 本文を読む
最近の天気予報はあてにならん・・・という人がいる一方で、確率が高い・・・という人がいます。私は・・・どちらも正解ではないかと思います。今日の天気は晴天。真っ青な空です。季節で言えば・・・雨季に入っていて・・・雨蛙が「そらきた」と雨の中でなきだす季節のはずです。その雨蛙が・・・なぜか好きです。声といい、姿といい、絵になるからです。しかし・・・その雨蛙はどこかに行ったようで、聞きなれた声が聞こえな . . . 本文を読む
夕方、孫二人が我が家に立ち寄りました。二人、同じ時間ではありません。小2が先に着き・・・笙子さんと・・・学校のことを話しています。それが・・・終わると、宿題をやり・・・とりあえず、宿題は終わりました。そして・・・じいちゃんやろう・・・と、言ったものは・・・定番の五目並べです。8回やりました。結果は孫が5回勝ち、私は3回。私の調子・・・つまり、五目に集中できた時間がいつもより長かったです。その後 . . . 本文を読む
お葬式から一夜あけ、体中がだるい。いつもの時間に・・・起きはしましたが、朝の体操も、読経もオヤスミさせていただきました。ゆっくり目の朝ごはんは簡単そのもの。薬を飲まないわけにはいけないからです。「アリセプト1錠」の服用は・・忘れれてはなりません。その後・・・私は・・・布団を敷き・・・眠りました。「たたいまー」という声がします。「だだいまー」とは・・・誰?布団から・・・むっくりと起きたところへ、 . . . 本文を読む
今日の葬儀は9時からでした。葬儀会場に、皆さんが近い人ばかりではありません。遅めに着いた私は・・・あわて気味で、香典場に行き、笙子さんから受け取った「香典」を出して・・・会場の席に着きました。それが朝のこと。夕方・・・すべての日程が終わり・・・帰り支度。頂き物を・・・持ちよいように整理さながら・・・「あなた・・香典返しは?」といいました。「香典は・・朝、出したよ」というと、「コウデンガシ」と・ . . . 本文を読む
梅雨の晴れ間・・・という言葉あります。周りに家からは・・・何の音も聞こえません。洗濯ものは掛かっています。お出かけ・・・ということでしょうか。私と笙子さんは、今夜、通夜に行きます。一時間半はかかる距離で、時間と競争。競争の相手は・・・ブログです。笙子さんは洗濯をし、私はパソコンを開きます。「おばあさんは洗濯に、おじいさんは芝刈りに・・・」と同じではないか、と苦笑い。さて・・・今日の記事は・・・ . . . 本文を読む