今、思うこと

《人間の脳はさまざまな環境に応じて
その人その人の人生経験をもとに発達していくもので、
脳の内部が破壊された場合、
それぞれが固有の対応メカニズムを示す。
最初に認知機能の低下と混乱との戦いが、
次には痴呆症の診断が、
トラウマになるような個人的経験としてやってくる。
だが、この経験は、
社会的環境で、つまり家庭、地域社会、
あらゆる社会的関係の中で生じるものだ。
また、その人の過去の考え方と行動、
それまでの生き方を背景に生じる経験である。》
とクリスティーンさんは書いておられます。
『私は私になっていく』（クリエイツかもがわ）Ｐ172



脳の働きは、
その人その人の環境で発達していくということは事実でしょう。

未開のある異国から日本にやってきた方で・・・
私たちより優れた働きをしている方に
出会うことがあります。

昔のことで言えば・・・・
空海さんが遣唐使として長安に赴かれ、
いち早く密教を取り込まれました。

ほんの僅かな・・・
何年という年月で会得さっています。

そんな働きをする脳が・・・・
どうしたことか・・・反乱を起こし、
私の日常を・・・異次元に取り替えようとします。

何が原因で・・・「この病」になるのか・・・
私たちはとまどうばかりです。

でも・・・そのこと自体は事実であり・・・
直るものでもありません。

「それまでの生き方を背景にして生じる経験である。」と
書かれていますが・・・・
背景があっての「この病」とあるとしますと・・・
私の場合・・・何を背景に
「この病」になったのかと探さなければなりません。

でも・・・
日々おどおどしながら生きている私には、
その探す・・・ということ事態が酷です。

ですから・・・私は・・・
なるようになるしかない・・・
ケセラセラ・・・でいこうと思っています。

投げやりになっているのではなく・・・
あるがままに生きます・・・と
私は私にに言い聞かせているのです。

おたこいて・・・と叱られそうですが・・・本音です