私の場合

《あなたを押しのけるのは、
無理やりシャワーを浴びせようとするからだし、
食べ物を吐き出すのはそれが嫌いだからだ。
間違ったところで用を足そうとするのは
トイレの場所を忘れてしまったからだし、
別の人の部屋へいくのは
自分の部屋がどこか忘れてしまったからだ。
どうか私たちがいつもそうしている時間に
シャワーを浴びせ、風呂に入れてほしい。
どんな食べ物が好きか知っていてほしい。
トイレの場所がはっきり見えるようにしておいてほしい。
私たちにはもう数字が読めないのだから、
部屋の入口にはわかりやすいマークか絵で目印をつけてほしい。
飼っている猫の絵とか好きな花とか、
何か私たちにとって特別な物の絵をかけてはどうだろうか。
介護環境が、
介護される人とその人のニーズを中心に考えられていれば、
いわゆる「問題」行動は起こる必要はないはずだ。》
とクリスティーンさんは書いておられます。
『私は私になっていく』（クリエイツかもがわ）Ｐ171－172



少し長い引用になりましたが、
具体的にクリスティーンさんは
書かれていますので読んでいただきたいと思います。

診断されて1年半の私の場合、
正常さと不安定さとが交差しています。

ここに引用しました事柄の中で、
一番困るのは・・・数字と文字です。

風呂に入るのには支障はありません。
ただ・・・風呂の蓋をしないまま出ることがあります。

食事は、笙子さんが作ったものは旨いと思います。
専門店の料理は舌が受け付けません。
肉類は出されれば仕方なく食べますが
旨いとは思いません。

どんな料理がいいかと聞かれたら・・・
野菜とキノコ・・・と即座に答えます。

自宅の部屋では・・・
定位置のパソコン・・・本等々ですから、
目をつむっていてもいいくらいです。
でも
なんのきなしに移動させますと・・・パニックになります。

突然、変わったことが起こると・・・
ちょっと待てよ・・という余裕がなくなります。

駅のトイレの表示板は・・・見にくくて困ります。
おしゃれ感覚からでしょうが・・・
絵が描いてあるのは見にくいですね。

壁と扉とが、同色のトイレを困ります。
ついでに言いますと、私は大便器に入ります。
ゆっくりできるからです。
年を取りますと・・・ちょろちょろ・・・ですからねえ。

ということで、
問題行動は・・・今はない・・・と思っているのですがねえ・・・