日々思うこと

日々の暮らしの中で、心に留めた様々な思いを、書き込みます。

通訳者の責任

2009-04-28 17:44:23 | Weblog
聾唖者のNさんは5年ほど前に 自治医大の精神科での通訳で知り合った

精神科にかかる理由は?よく分からないまま 前回の予約通りに

受診した。

先生の質問に対する返答が すこしもおかしくないので

先生にお断りして いままでのいきさつ(ここに来るまでの体の状態)

を聴きだしたところ ずいぶん先生の判断とくいちがい

今処方されている薬は 見当違いのものだということがわかった

さらに 泌尿器科に案内され 地元の個人病院でもOKであり

紹介状まで書いていただけることになった


結局前立腺が弱っていて 高齢による 尿意の問題で

悪いものではなかったので 安心して通訳も終わった。


知り合いの通訳ができる人がいて

Nさんの手話を読み取り メモを取ったものを病院に持っていき

先生の判断で 精神科に回されて  通い続けていたらしい


出会った時のうつろな目は 尋常ではなく

このままいけば本当にダメになるところだった


手話は一見かっこよく 誰でもできそうに思われがちだが

手話ができる 事と 通訳できることの違いを 知らなければならない

読み取り方によっては 命にかかわる大事に至ることを

通訳をさせていただくときには 肝に銘じてあたってほしい


今日は5年ぶりに 通訳の依頼が入ったので

懐かしい思いで引き受けた。

間違えないように気をつけようと思う。

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