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かーちゃんはつらいよ

施設入所した19歳そうちゃん(自閉症、最重度知的障害、強度行動障害、てんかん)のかーちゃんが書く雑記。

大学病院で採血

2022年08月18日 22時45分38秒 | みゆみゆとの生活
久々の大学病院受診。
夫が2年ぶりに一緒に来てくれた。

おなじみのダンディ教授に「最近どうですか?」と聞かれ、
「7月に1分の大発作がありました。」と話したら、
「うーん、どうしようかな…。」
ダンディ教授にしては長考。(それでも5~6秒)
結果、
「フィコンパ増やそうか。」
てんかん治療薬増量決定。おう。
そしてついでに夫を見やり、
「採血もしとこかな。」
お、おう。

この病院で採血したことはない。
レスパイト入院してる病院では毎回採血してるはずだけど、どうやってるのか知らない。
そういえばここ数年、そうちゃんの採血なんて立ち会ってないな。
看護師さんが持ってきたスピッツは4本。
それなりに時間かかるし、その間に動くと危ない。

とりあえずベッドに寝かせ、夫がその上に馬乗りになった。
え?そーゆー感じ?と悟った看護師さんが、「もう一人呼んできた方がいいですかね?」
いや、いっぺんやってみましょう。
というわけで。

夫が足と左手、私が右手を押さえ、いざ採血。
「動くと危ないよ。チックンするけどすぐ終わるよ。」と言い聞かせる。
「あーあーあー!」
叫んでたのは針が刺されるまで。
観念したかのように、翼状針が血管に入った後は急に黙って…
なんと上手に採血できました。
ブラボー。
最後の4本目に入った頃に自ら、「1、2、3、4…」と数え始めた。
すごい。
入院先でそうやってたんだね。

感動した。
そうちゃんの成長に。
がんばりに。
入院中丁寧に教えてくれたと思われる病院スタッフさんに。

高等部になってから、目覚ましく成長を感じる。
「発達した」というよりは、「これまでの経験がつながってきた」みたいな。
発達年齢がずっと3歳でも、ちゃんと高校生だ。
この世界がどんなところなのか、彼の全身の感覚を使って知ってきたんだな。

病院の後はデイに行って下水道科学館にお出かけ。
太陽あびて、季節を感じて、青春を楽しんで!
その笑顔がまた新しい道を拓く。きっと。