かーちゃんはつらいよ

社会人(就B、生活介護)1年目のそうちゃん(自閉症、最重度知的障害、強度行動障害、てんかん)を育てるかーちゃんの雑記。

手ぶらで仕事に行くハメに

2019年04月02日 21時50分18秒 | みゆみゆとの生活
そうちゃんのいない朝。
静かだ。
そして時間が余る。

朝ごはん食べて、ゆっくりニュース見て。
掃除機かけて、洗い物して。
玄関周りの掃除をしたら、庭の草むしりもしたくなってきた。
ふむ。
意欲が出てきたのはいいことだ。

30分ほど庭にいて、こんなもんかなーと家に入ろうとしたら、
カギがかかっている。
しまった。
私の母が忘れ物を取りに来て、カギをかけてまた出かけたらしい。
いや、母に罪はない。
カギを持って庭に出なかった私が悪い。

でもまあ、みゆみゆがいるから。
ピンポーン。
何度か押したけど、音沙汰なし。
思春期女子、ぐっすり寝ているとみえる。

自分の家のインターフォンを押し続けているのも妙な感じ。
これはもっと気合い入れて草むしりをしろということか、と庭に戻る。
1時間庭仕事して、もう一度ピンポンしたけど返事はない。
隣の家にお願いして電話を借り、家電にかけても留守電になるばかり。
携帯がないから母やみゆみゆの携帯番号もわからんし。
友人の助けも借りられない。

それにしても今日は寒かった。
近所のスーパーでトイレを借り、それとなく知人に会わないかキョロキョロしたけどこういう日に限って会わず。
そうこうしているうちにお昼になってしまった。

最後にもういっぺんピンポン押して、返答ないのを確かめる。
どうやら本格的に寝てるな、娘。

こうなったら腹をくくる。
強風の中、30分以上歩いて仕事に向かった。
携帯も、
財布も、
スケジュール帳も、
何も持たず。
上着も着ずに、
手ぶらで歩く。
不安だ。

だいぶ早い時間に職場についたら、同僚が事情を聞いてくれ、
カステラとペットボトルのお茶をくれた。
ありがたや。
今日のお昼ご飯としておいしくいただきました。

そこから3時間半仕事して、
当然ながら歩いて帰る。
手ぶらで。
残りのペットボトルをぶらさげて。
笑えてきた。

帰宅後、押し慣れたピンポン。
「はーい」と、笑顔で娘が開けてくれた。
うれしい。なんかうれしい。

電話には、私の声の留守電がいっぱい入っていた。
「おーい!もしもしー。みゆみゆー。もしもーし。電話に出てーー。おーーい!!」
とかいうやつ。
めちゃ必死だったんだけど、なぜかお気楽そうに聞こえる。
みゆみゆに「インターフォンとか電話とか、なんで出てくれなかったの?」と聞いたら、
「え?ごめん、爆睡してて全然一度も気づかなかった。」と謝っていた。
昨日、お風呂屋さんから帰ってきて、昼間干したばかりのふかふか布団に寝たのが気持ち良すぎたらしい。

しあわせよのぉ。

ていうか、なんて日だ!
強制的に運動させてもらえてよかったのか。
そういうことにしとこか。

おかげで今日はぐっすり眠れそう。
明日のそうちゃん帰宅に備えましょう。
新学期まであと1週間だっ。