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かーちゃんはつらいよ

施設入所した19歳そうちゃん(自閉症、最重度知的障害、強度行動障害、てんかん)のかーちゃんが書く雑記。

わらってる

2017年04月12日 21時42分39秒 | みゆみゆとの生活
日常が戻ってきた。
つまり、水曜日の今日は、そうちゃんと夕方お散歩する日だ。
久しぶりに、ビデオ屋さんまで歩きました。

帰りに薬局に寄って、箱ティッシュを買った。

レジで並んでる時、なぜかそうちゃんが、ニマニマ笑いながら私の顔を覗き込んできた。
「ん?なんか可笑しいことあった?」と聞いたら、
「わらってる」と答えたそうちゃん。

戸惑う私にさらに顔を近づけ、もっと満面の笑みで、
「わらってる!」

そうか。
「笑い顔」がわかるようになったんだ。
それで、見せてくれたんだね。
自分の顔って見えないのに、その表情が作れるなんてすごい!

「ほんとだ。そうちゃん、笑ってるね。」そう答えてあげた時、
レジのお姉さんが、そうちゃんのニコニコ笑顔を見て思わず、「かわいい…」って、言ってくれました。

なんだかその場が、一瞬にして、笑顔に包まれたよ。

この子達は、たくさんのプレゼントをくれる。
ありがとうって、言いたい。


小さいうちから障がいのある子を遠くに隔離してしまうことは、
地域の子ども達にとって、いや、地域社会にとって、大きな損失だと思う。
もちろんいろんな個々の事情はあるのだろうけど…。

そうちゃんの通う特別支援学校は、どんどん生徒数が増えて、
開校4年目にして教室が足りなくなりました。
そうちゃんの今年の教室は、特別教室を半分に仕切って使うことになったようです。

なんだか、文科省の言うインクルーシブとは逆の方向に進んでいるように思えてなりません…。
どうすれば、我が町にも大空小学校のような学校ができるのかな。
どうすれば、特別支援学校と地元小学校との垣根は低くなるんだろう。

一小市民ですが、そんな大きなことをグルグル考えたりもする。

どうやらここのところスケジュールが過密すぎて、
頭の中まで多動ぎみです;