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かーちゃんはつらいよ

施設入所した19歳そうちゃん(自閉症、最重度知的障害、強度行動障害、てんかん)のかーちゃんが書く雑記。

字を書きはじめた

2014年10月26日 20時21分59秒 | みゆみゆとの生活
スケジュールの確認が止まらないそうちゃん。
そんなんだったら、なぞり書きの練習させちゃえ。

「こだわり」は、伸びる芽のもとだ。
…自閉症児を育てる親の合言葉。

なーんて。
ただ、書かされ続けるよりは本人になぞらせた方が親が拘束される時間が半分になる、という理由でもあるのですが。

そうちゃんに言われるがままに、赤字で書いて。
そうちゃんに鉛筆を握らせ、「なぞって」と言うと、
なんとか頑張って、一生懸命書いてくれました。
横線は、難しいらしい。
縦線は、ずいぶん上手。
ピノキオの「ノ」とか、みにくいの「い」とか、なんとなく線を意識してなぞれています。

どうやら、ひらがなは3分の2ほどは読めてるみたい。
年長さんの時、「ビデオの背表紙のタイトルが読めてる!」と驚いて、字を教え始めてから3年強。
長い道のりです。
でも、もしかして、大人になるまでに、ひらがなの読み書きができるようになるかも!?
そうちゃんの立派な立派な「ミミズ字」を見ながら、嬉しくなってしまいました。

ゆっくり成長する子は、こんな喜びをくれます。
心があったかくなります。

みゆみゆの夢

2014年10月26日 09時36分49秒 | みゆみゆとの生活
自然が大好きなみゆみゆ。
田んぼの横を通る時、
「うわぁ!すごい!オリザだ。オリザ畑だ。」
と目をキラキラさせて言ったりする。
「オリザ」とは、宮沢賢治の造語で、「稲」のことらしい。
こういう言葉を聞くと、賢治大好きな私も、嬉しい。

「みゆみゆは大人になったら何になるの?」

クラスの友達に聞かれて、こう答えたみゆみゆ。
「作家になって、学校の先生も兼業でやるつもり

・・・逆じゃないか?
学校の先生をめざして、休日に作家もやってみたい、じゃなくて?

たぶん、みゆみゆは、「作家」が第一目標なんだな、きっと。


そんな、今も昔も夢見がちなみゆみゆだけど。
最近はタブレットで動画を見たがるようになった。
主に「ボカロ」の映像。
おこちゃま戦争、とか?

私世代は、最後のアナログ世代(自称)なので。
小学生がタブレットとかをスイスイいじっていると、空恐ろしく思えてしまう。

この子達の未来は、どんなだろう。
みゆみゆが作家になった時、どんな夢を書くんだろう。

いい想像ばかりできないのが、寂しいところです。

でもでも、みゆみゆの目は、キラキラと、
「特別支援の先生もいいかなー。」
「賢治先生や新美南吉先生、あこがれるわー。」
「『怪盗クイーンシリーズ』のはやみねかおる先生も、学校の先生だったんだよ。天才だよ!」
とか、あふれる夢を語ってくれる。

いいねー、みゆみゆ。
母さんも一生懸命自分のできることやりながら、あなた(とあなたの世代)を応援するよ。


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というわけで、「何か自分にできることをやらずにはいられない」みゆははです。
有志で立ち上げたボランティアグループ、気負わず自分のペースで、ですが、頑張ってますよ

公開企画について、ぼちぼちアクセス、問い合わせメール来ています。

みんなの学校

11月29日の企画について、参加予約受付中です
体験報告会にて、みゆははがそうちゃん一年生の時に学校で読んだ、紙芝居「そうちゃんのこと」も読む予定。
どうやって、地域や学校や保育園に我が子のことを伝え、受け入れてもらうか。
自分達がやってきたことを、一事例として、お話します。
ご興味ある方はお申込み下さいね。
お待ちしています。