出港して30分ほどが経ちました。
相変わらず海はうねり続け、海水が甲板に流れ込みます。
そして流氷帯はどこにも見当たらず。
ザッパーンと上下に揺れる船の旅を楽しみます。
こりゃ無いね。
きっと操縦席でもそう判断されたのでしょう。
「本日は流氷が遠くなっておりますので、ここで引き返します…。」
淡々とした口調で船内放送が流れます。
まあ見えていればもう少し頑張るのでしょうけど。
水平線辺りにも白いものは全然…。
ああ、宿題が残ってしまいました。
こりゃまた来なきゃなりません。
マゴ君にも流氷見たいなら連れて行くぞって言ったっけ。
今度は接岸するほどの流氷を見に来ましょうか。
どうせなら網走のオーロラ号とセットにしてダブルヘッダーで。
日帰り圏内ではありませんがね。
人数が増えれば運転も交替出来るし…。
伸びる大地の先は知床。
見慣れている日本海とはまた違う風景です。
海上は同じようにうねっているのでしょうけど、行きと帰りでは船の揺れも違います。
帰りは波に乗るって感じになるからでしょうね。
穏やかな時間が流れます。
こちらは3階フロアの座席。
左右に分かれ、奥側が少し高くなっている配置です。
10人そこそこ。
いや、もう少し乗っていたかも知れません。
乗客定員235。
軽かった分、揺れも大きかったのかな。
激しい波飛沫を浴びました。
どこもかしこも塩だらけ。
ふぅ…、無事に帰ったぞーっ。
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