今回の多事奏論は、何度も読み返しました。
なぜ自分たちはこんなに長い間自粛を求められているのだろうか。毎日そんなことばかり考えていたからかも知れません。
作家、半藤一利さんのことが書かれていました。
不勉強なワタクシは、新聞から学ぶことが多いのですが、今回もまた本を読まねばと思ったところです。
半藤さんの昭和史1926-1945。
何だか読みたくなるようなことが綴られています。
大局観や複眼的な考え方の不在。
起こると困るようなことは起きないということにする意識。
失敗を素直に認めず、その失敗から学ばない態度。
情報を軽視した「驕慢な無知」。それは単なる無知ではなく、知っていながら無視して固執すること。
最大の危機において日本人は抽象的な観念論を非常に好み、具体的な理性的な方法論をまったく検討しようとしないということ。
自分にとって望ましい目標をまず設定し、実に上手な作文で壮大な空中楼閣を描くのが得意なんだ。
物事は自分の希望するように動くと考えるのだ、と。
借りて来ましょうか、いつもの元陣屋で。
その本を読んでいれば、自分も何かしらの行動に出なきゃならんと思ったのかも。
他に適当な人がいない。
各種世論調査で出される答えの多くはそんなところ。
この国の政治がどう進むのかなど興味も無くなっているのかも知れません。
消去法だから、とりあえずは現状維持。他にいい人がいなければ、その人が担い続けていいのですか。
皆さんそんなに大らかなんだ。
ワタクシも諦めかけていましたわ。どうせ何を言ったって変わらない。
スガさんが言うセリフに「既得権益を…。」ってのがありましたけどね。
それは代々保守政治の方々が守られて来たことのようにも思います。
結局は国のためと言いながら、ご自身を守られているのでは無いか。
ダメなら辞める。その先のことはその先の人たちで考えるのさ。
時間が掛かろうとも。いや、女性は話し合いの時間がかかり過ぎてダメなんでしたっけ。
言葉を選べないご老体の睨みにビビる姿は滑稽です。