Dr-Hの船外機のお話

船外機のメンテナンス

BF2D6にエンジンオイルを入れすぎると、不調になるんですって!

2013-06-05 19:04:17 | ブログ

皆様、ご機嫌いかがでしょうか。

最近BF2Dのお仕事が急激に増えております。

先日の雑誌の取材の影響か?

いや、発売は8月なので、関係ないし・・・・

急激に北大阪のBF2Dの需要が増えたのか?

いや、修理も多いので、季節的なものでしょうか・・・・・・

本日ご入院のBF2D6 SCHJ君は・・・・

Bf2d61_2

「半年ぐらい倉庫で放置しておいたら、エンジンが掛からない」

とのことなのですが・・・・

キャブのドレンからガソリンを抜くと・・・ヤバイガソリンが出てきました。

まっ黄色のガソリンです。

あと、違和感があったのでオイルのファインダーを覗くと・・・

「あらら・・・・・・」

Bf2d62_2

上までエンジンオイルが「入れすぎ」ではないですか!

違和感を感じたエンジン全体のベチョベチョの原因です。

エアクリーナーをはずすと・・・ベチョベチョです。

Bf2d63

キャブレターはカワイそうに、

「もうやめて、ゲホゲホ、もうやめて」というぐらい

オイルを吸い込んでいたようです。

ブローバイのホースも・・・・

Bf2d64

さきからポトポトオイルが垂れております。

残念!

頭をはずして、その他の不具合を点検します。

ついでに・・・エンジンオイルを排出します。

Bf2d65

「いったい、どんだけオイルを入れているのか?」

ファインダーいっぱい、給油口スレスレだったのですが・・・

Bf2d66

320ccも、入っていました!

BF2Dの注油量は250ccなので、なんと28%も、増量されています。

この増量は、お得ではない!!

おかげで、キャブ回りとか、外側もベチョベチョです。

プラグも・・・・ベチョベチョです。

当然、エンジンの調子も、めちゃくちゃ悪いです。

ちょっと脱線して・・・・

先日、使用後に全然エンジンを真水で洗わないと、

ここから見えている付近に塩が堆積しやすいようです。

穴の開いているところ付近です。

この穴は、本来エキパイが入っています。

Bf2d67

出来れば海水での使用後は、バケツに水を張って

5分ぐらいエンジンを掛けましょう。

このように ↓

Bf2d68

修理完了です。

大体キャブレターのOHで直りました。

試運転します。

オイルベチャベチャだったので、白煙がモクモクと出ます。

しばらくすると・・・白煙が収まってきましたので、

キャブレターの微調整をして、完了となりました。

よかったですBF2D6 SCHJ

来週ぐらいは、日本海でキス釣りできそうですね?

今年のキスは、型がよさそうです。

でも・・・わたしは、申し訳ありませんが

キス釣り大会のお手伝いに行けません!

残念~(男泣)~切腹~う!


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