ラヴェンダーの咲く庭で

「みゃーきんぐ・ぷあ」から変更。保護猫と綴る日々の備忘録、独り言にすぎない半径5mの記録です!基本、読み専です。

新しい年に、今までしなかった事を した。

2013-01-25 21:47:31 | 猫病気

新年はとっくにあけており、月刊で良いので書かねば、あっという間にに2月になってしまいますね、汗。

去年の暮は安静にしていたこともあり、その時間、少ない脳で色々考えさせられていた。
遺品整理で沢山の未使用な布団、タオル、毛布、布系統もそのままであり、寄付できるところの検索や動物保護についての様々な考え方についてネットの記事を読んでいた。
様々な考え方の中で、自分の生き方についての結論は、やっぱり親しくしていただいている猫の大先輩方をならい、
自費で自分の自宅エリアをやり続ける、
猫の妊娠期間の中でオペ可能なうちは信頼できる獣医師に依頼してオペしつづけ、親猫は家を見つけるか、最期まできちんと面倒を見続ける、
グローバルな視点では日本全国の不幸な供給過剰な子がおるので、もうその席を奪わないこと、自分は悪人になる事であろう。
いくら私がよそのシェルターを応援したとしたところで、自分の足元でかわいいから、命が尊いのは理解できるけと産ませては同じだと思うのである。
その数をシェルターから貰うのならともあれ。
また私のエリアは、まさに東京電力を使用している。
原発反対と言っても私に代替え案があるわけでもなく、あの地震からさっそく工事して自宅屋根で発電しているわけでもない。だから、私には偉そうなことは何一つ言えない。
ドイツが素晴らしいと言っても、ドイツは自国に置かずにフランスの原発から電力を買ってまかなっておるわけだから、からくりを知れば知るほど、どの国がいいかなども声を大にして言えない。
すべてのエネルギーに感謝し、無駄な使い方をしないようにしよう、それからだ。
また、動物好きは食肉だって、動物実験だって辛いだろう、故障しがちな私は健康に気を付けて、もしくは矛盾していても、お医者様にきちんとかかりながら自己管理し、保護してあげる体力を保つ、それしかするすべは思いつかない。
病気で手放すことの無いように、せめて努力したいものだ。新年からキチンと通院、食餌管理、軽い体操も増やしている。
また、ペットと呼ばれる動物だって、ペットになりえない食肉になっている動物で命をつないでいる、だから最初に戻るけど、自費のバースコントロールなどで、不幸な命を供給過剰にしたくないのだ。

さて、自分が今までどうしても、覗けなかった場所がある。
「動物愛護センター」という場所だ。
基本猫のお友達も、自分も、そこに行くまでの流れを阻止しようと、じたばたと増やさないように乏しい資源なのに自費でオペ、保護している。
ついにそこに運ばれた子達についてはとうてい覗けなかったし、もう十分里子に出せないヨレヨレ猫で家はすでに溢れている。
故「でかっ!ぷり夫」がすべり窓をうまく開けて家出してしまった時に、問い合わせするのさえも、そこの置いて行かれた子に気かひけたり、勇気がいったものである。
ネットで各地で猫のお友達が出来た。
そして身近な町内では捨てる人があっても、遠い他県のお友達に相談できるし、助けていただいている、本当にありがたい事である。
私はちょうど町内の猫が減ったこと(←これはあてにならないけど)、
家の猫も高齢や病気で看取ってくる時期に入ったことがあって、
自分の足元の県の愛護センターの現状を改善しようとしている方々の活動を一度は拝見したかったこともあり、
暮れにバンジージャンプの決意で「ココニャン一家の縁結び」様にメールをし、
メールのやり取りを経て、1月23日午後にお忙しいボランティアのスタッフさんの案内で愛護センターを訪れ、
大河の一滴ではあるが、たった一匹の猫さんではあるけど、ご縁があって、現在我が家にトライアルで到着し、今現在、彼は人を疑うことなく、ころころ転がって遊んでいる。

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彼=「キージ君」は最終的に大学病院などのCТ検査などをしてはいないけど、おそらく「小脳形成不全」の症状で決定であろう仔であり、地域猫であったのなら、数メートルしか歩けないので良く生きていたと思う奇跡の猫である。
人を信じきった天真爛漫な猫さんである。

私は骨折したクロネコさんを希望したのであったが、偶然にも薦められた彼は、故「カラス対決♀」によく似ており、香箱を組んでいるときゃらすが生き返ったようである。

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私も家族になれるように努力はするし、我が家以上に、彼には神のような素晴らしい家庭が現れるかもしれないのでとりあえず、もう少しの間募集記事は消さないで置いていただくのがいいのかな?とも思っている。
猫のお友達は不幸な命を増やさないように、つまりセンターに送られないようにで頑張っており、
不幸な命を最終処分で消さないように瀬戸際で頑張っている「ココニャン一家の縁結び」さんスタッフ一同にも感謝をしたい。

あと、我が家の今年最初の病人は「やいやい♂」たんである。

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簡単な移動、上り下りで痛そうに鳴くので、「やれ、これが血栓だぁー!」と21日に受診した。
脊髄に膿という仮定で、まずセファレキシンをいただき、他の猫は吐いたりするのだが、やいやいはいたって平気。
そのうえ食べれるとはいえ、グチャグチャの口内炎で涎が出ていたのだが、綺麗な口元になってきた。
しかし6・75kgの猫の薬は量も多く、ウェットフードに忍ばせて、その上から花鰹をふりかけているのだが、うまくよけて食べられるとがっかりする。
一日二回、騙し合いなのである。

「やいやい」が歩けなくなると心配し受診した折に、ついでに先生に「小脳形成不全の猫」さんについて質問したのだが、先生は壁を使って移動するとおっしゃっていたが、
「キージ君」はまさにその通りであった。
壁をうまく支えに使う。

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壁がない場合は人間を壁にしてうまくバランスを保つ知恵があるので、本当に甘えん坊である。

残念ながらトイレ大がうまくいかない。

お世話が普通の猫よりは大変だが、病気の影響もあるのか人を信じきっており、殺処分出来ず、引き出したボラさんのお気持ちがわかる。
とはいえ、私は一部の一瞬しかみないとはいえ、どの子も人が迎えに来るのを待っており、死んでいい子なんていないわけで、強靱な心で救い出してくださっているのだと思う。
ありがとうございます。

関東は例年にない大雪と、加えて故郷は突風が吹き、12日無人の実家は瓦が傷んでしまった。
思いかけずに色々とやる事があるうえに、胃カメラとCТは済んだけど、精密検査もまだまだ沢山、天衣無縫な猫達にファイトを貰って頑張る一年でありたいです。

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6 コメント

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新年早々から大きな一歩を踏み出され、まだまだ日... (しろりん)
2013-01-26 09:22:09
新年早々から大きな一歩を踏み出され、まだまだ日々手探り状態だと思います。
でも持ち前の探求心と観察力をフル稼働して、キージ君との新しい生活スタイルを
きっと確立してくれると信じています。
今在る生を全うさせ、産ませないふやさない…これは猫との共生を考えるヒトたちの
共通の想いであり、その過程いくつかのポイントで、様々な形で力を尽くされている方々のことを
キージ君はあらためて伝えてくれたと思っています。
断ち切られる間際でその生を繋ぎとめてくださる方が居る。私には到底できることではありませんが
いずれ断ち切られゆく命を生みださない努力を微力でも自らの足元で続けていくことで
その想いを共にしていきたいと思っています。

やいやいたん、痛みは軽くなってきてますか?脊椎炎の痛みはかなりきつく
我家のぶちは胃潰瘍も併発したほど…。
炎症と神経圧迫がうまくコントロールできるといいですね。
それにしてもあの抗生剤と鎮痛剤を投薬されつつ食べているとは!!(驚)
食べる意欲の高い子は本当に強い。みゃー大工家に運び込まれた時の、あの状態を
乗り越えた子ですから、今回もきっと回復してくれると思います。
ただみゃー大工さまご自身の体調が万全ではないのが…ね、気がかり。
猫が歳を取り、病を得るように飼い主もいつまでも同じではない。お互いそれを忘れず、
今年もムリせずいきましょう!
返信する
しろりん様、暗いお話しにコメントありがとうござ... (みゃー大工)
2013-01-26 20:30:12
しろりん様、暗いお話しにコメントありがとうございます!

去年は保護活動も人それぞれですが、「ん?」と思った、引き受け産ませてはすべてのかかる寄付を募る方の記事などを拝見し、少々の疑問を感じたわけで、
基本、まず、以前から目をそらしてはいけない、逃げていた場所にようやく行こうと思った次第です。
しんどいでしょうが、そこで職員の信頼を得られたボラさん達は頑張って最後の日々を送る子達をもう一度優しい家庭に届けようと、
最期のその瞬間まで、瀬戸際まで必死、ブログ記事やご自分のお話を長々をあげる暇もないでしょう。
救う子の多さに、私とのメールの時間もとるのが大変だったに違いないのです。
私は以前から猫の大先輩のご推薦のシェルターも絶大の信頼をしていますが、自分で今回かかわったココニャンさんも素晴らしいご活動と思いました。

さてキージ君ですが、
健康な子でさえチャンスは狭き門であり、
小脳に問題があるという事がこんなに大変だと思いませんでした。
ボラさんが居なければ確実に12月26日が命日だったはずです。
小脳形成不全で検索すると、検索上位で、あの杉本彩さんのブログでさえスタッフさんやお義母さまの協力でさくらちゃんを看ている、
大変であると書いています。
キージ君を引き取るにあたって本当に手探りであり、
どのような動きが大変か、動画をあげたいがわからない、
車椅子はどうかなど、これからも相談に乗ってください。
先程、格安のキャッツトンネルを2つ注文です。
タワーなど駄目でせめての娯楽、運動になるのではとの仮定で見切り発車です。
使えるのならこれが駄目になった時に、いいものを買って上げるつもりですが、本当に使うのかそれすらもわからない。
まぁ、使う愚連隊が他にいますが、皆、お歳なので、遊ぶというより寝ている。
ただ、本当にこのキージ君の人を慕う心、人に近寄ろうと倒れては起きる太陽のような明るさを裏切れません。

なお、「やいやい」は、薬に気が付き、それでも、食が太いのでたべさせていますが、「いやいや」に名前変更しそうです、号泣。
猫に投薬は本当に難しい。

そして、老いていく我々、そのうえ親の介護問題もかかえていく、後悔の無いように頑張りましょう。
このままのペースでは、お世話をされている親の方がストレスフリーで長生きるかもしれませんねぇー。爆。
返信する
更新がされていなかったので、みゃー大工さんの体... (まぐろ)
2013-02-04 13:43:18
更新がされていなかったので、みゃー大工さんの体調を心配していましたが、新しい猫ちゃんをお家に迎い入れて新しい猫ライフをしていたのですね。
障害のある猫ちゃんを迎え入れるとは、猫という生き物に対しての奥深い愛情を感じました。(なかなかできないことですから)

センターは、行くと 気持ちがとても重くなりますね。
当たり前ですが、全てを救えないジレンマ・・。
今 目の前にいる子が、明日には殺されてしまう現実。

殺処分数が10年前と比べるとかなり減ったとはいえ、猫の8割は子猫ですから、当たり前の避妊去勢さえしていたら、生まれないのですから・・。
まだまだ繁殖制限手術の認識は低いんですよね。

殺処分を依頼する人間は、地獄に落ちろ。と思います。
返信する
まぐろ様、コメントありがとうございます! (みゃー大工)
2013-02-04 15:28:41
まぐろ様、コメントありがとうございます!

Feline Ceredellar Hypoplasiaで検索か、
(猫の小脳低形成の意味)
wobbly cat
(ふらつく、ぐらぐらする猫の意味)
で検索すると、日本ではあまりなかったけど、
海外では沢山の子が飼われていることがわかり、だんだん勇気づけられました。
12月にセンター、すぐにガス室だった模様が不思議なご縁があって我が家に到着、
私もあの沢山の瞳の中から、誰なんて決められない、
選ぶことなどできません。
沢山の人がボラだと名乗っていますが、頑張っている方々でして、今回はとてもいい勉強をしました。
キージ君はボラさんがどうですかとのことで暮らすことになりました。
暮らしてみて、人の手を借りなくては生きていけないほどの障害であり、
私は逆に、持ち込んだ人も良くここまで育てたものだ、
最低限のきちんと去勢もしているし、育てるのに疲れてしまったのだろうと思います。
持ち込まなくてももっとひどい飼い方をしている人、餌やりだけ、いいわけばっかの人もいますし、ホントに難しいですね。
ただ、私は、ネット上の楽しい人、良い人に思われなくても、キチンと今後の少子高齢化の現状と不況、その科の動物の未来を見据えて、やっぱり保護したら健康診断後、オペをやるのが正しいのだと思います。
餌とオペはセットです。
きつい人に思われてもです。
してきたことだけど、今後も、そう変わろうと思います。
それが、日本での問題、離れた福島の仔の席を作る事やその分の余剰が寄付にもつながると思うのです。
直接出来なくてもね。

キージ君についてはいずれ動画もあげたいし、一昨日から主治医と下痢の本格的治療も始まりました。
彼のQOLをあげることは、結果、お世話している私のQOLをあげる事になります。
キージ君の一件だけでも、色々考えることがあり、今後のライフスタイルも、良い方に変わっていくようにしたいと思います。

まぐろ様のように動物を大事に思う方が一人でも増える事を祈っております。
返信する
昨年末には体調がお悪いようで心配しておりました... (さつき)
2013-02-15 00:54:03
昨年末には体調がお悪いようで心配しておりました。すっかり良くなられていると良いのですが。

キージ君可愛い子ですね。思い切ってセンターに行かれたのですね。「コロニャン一家の縁結び」さんのページを拝見しました。ギリギリの所にいる子たち。死なせていい子なんていませんね。
定員オーバー、順番待ちのうちでは、縁ある子を最期まで看て、新しい子の避妊をすることが精一杯の状況です。
みゃー大工さんのところも少なくない猫さんがいて、辛い闘病、看取りがあり間もないのに頭が下がります。
キージ君の病気のこと、ご苦労も多いかと思いますが、甘えん坊で可愛い性格のよう。楽しい日々になりますようにと願います。やいやいくんも頑張れ!

私ごとですが、昨年末に末期の子を保護し、看取りました。治療らしい治療も出来ませんでしたが良い時間を過ごしてくれたと思います。ただ、本当の最期が苦しいものになり悲しい思いをしました。みゃー大工さんの覚書など何度も読み返しました。ありがとうございました。
返信する
さつき様、コメントありがとうございます! (みゃー大工)
2013-02-15 13:16:22
さつき様、コメントありがとうございます!

猫の問題に気が付いている人はどこもすでにキャパオーバー、
武士は食はねどではないけれど、
まず、武士でもないのだけど、
基本はまず自力、自分のスペース、自費なんですよ。
(他人の軒まで借りてでもわざわざ産ます、「警察から次を保護しましたから寄付ください~」でボラを名乗っている方もいますが、それを「偉い」と皆で真似て、日本中のすべての動物好きが真似したら、もはや大大大崩壊だと思うのです。)

大したことがしてやれないのはわかります、
自分だってそうなんです。
最期が苦しいのは、(医学的にしてあげれても、してあげられなくっても)ほとんどの猫がそういう終わり方でして、
「なかなか納得のいく大往生ってないなぁ」と感じています。
ただ人間側はとてもしんどい、看取りが終わるまでがしんどい、看取った後も後悔ばっかり、楽しいことではなくボロボロになるでしょう、
けれど最期まで人の愛情を知らないで逝ってしまうことがなく、疎まれるんでなく、
逆に、惜しまれただけでも幸福だったと思うんです。
「レスキューされる子は、気が付いてもらえた、それだけでも幸運なのだ」と猫の大先輩は仰います。
新しい子の避妊をしてくださっているとのことは、結果、
野垂れ死にも、センターでの最期の日々を送る子を減らしてくれていると思っています。
さつき様、本当にありがとうございました。
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