ラヴェンダーの咲く庭で

「みゃーきんぐ・ぷあ」から変更。保護猫と綴る日々の備忘録、独り言にすぎない半径5mの記録です!基本、読み専です。

猫の口内炎で選択したもの。

2008-06-17 22:00:01 | 猫病気
猫の口内炎騒ぎ 続き
2007年04月18日17:33
さて、昨日の続きです。

医学の進歩ゆえ、「無理な延命になっては。」「猫がチューブだらけになるのは。」猫が治療を理解出来ない猫頭だけに、飼い主の猫頭で、悩みました。
しかし、本猫痛いけど自殺する気もないし、麻酔無くして、治療に協力する気もなく…。
ええぃ、手術に突入です!途中で亡くなるのは、安楽死と同じ事、このまま苦しんで、何日か余計に生きてもと。

昨日の治療の写真のアップのように、高齢にもかかわらず、しっかりした綺麗な歯で、歯肉のびらん、壊死を取り除いていただき、抜歯は非常に大変だったそうです。
そして、歯は高齢ゆえ、いずれ一緒にと、頂いて帰ってきました。
今回、痛み止めには、モルヒネより強力なフェンタニールパッチ(癌の緩和ケアなどに使われます)、麻酔も気をつけていただき、本当に今回最高のケアをしていただきました。
猫吉は、しっかり医学の進歩の恩恵を受けました!

写真は一番大変だった手術2日目です。本猫大変そうにみえますが、この写真撮影後、隣の入院患者のa/d缶をねだり、実際に食べ、鼻のチューブもすぐに抜かれました。
また帰っていてからも、顔の腫れと、膿の排出に苦労しましたが、昨日で、抗生剤も終わり、右の写真のように、形のある餌もがっつけれるようになりました!
このまま、大好きなドライフードをポリポリいける日が来ることを願っています。また、毎日のステロイド、抗生剤からの開放も喜ばしい事です。痛い口に触る事は、飼い主、飼い猫両方のストレスでもありました。

さて、なんといっても病院にかかるのが一番ですが、治療中でも、口内炎が消えない限り、痛みはありますので、自宅でしたケアを最後に書き出したいと思います。

1、水が飲めない場合もあり、自家輸液を教えてもらう。保定が大変なので、また、冬は暖めた輸液が吸収されるまで寒がるので、その時は、洋服は役に立ちます。着せると1人でも行えます。(夏は洗濯ネットです。)
2、餌はウェットを、裏ごしスプーンや、すり鉢ですり、トッピングに花鰹などを加えて、さらにお湯を足し、上澄みだけでも飲ませる。( ドライフードをふやかしたり、砕いたりもする。)
3、ミキサーがあれば、さらに便利。全部飲み干せます。
(その日の調子にあわせ、2と3の間を行ったりきたりします。形の残っているほうが喜びますが、やはり飲み込めず、廃棄の量も多いです。)
4、食いつきを良くするため、鰹節、鰯、鯖、海苔、マグロ節などのスーパーの乾物コーナーから、塩分無添加のものを、さらに少量振り掛ける。(真ん中の写真)
5、口が駄目なら、(インターフェロン等の)目薬を貰う。
6、口が使えないので、猫は汚れてきます。雑巾がけとブラッシングを嫌われない程度に。数10カロリーで生きているので、洗うのはお奨めできません。
7、あっという間に痩せてきます。こうなるとステージにこだわらなくても良いそうで、子猫用のキャットフードも奨められました。私は好物とこれを与えました。
8、初めのうちは、ブドウ糖も良かったのですが、調子に乗って与えすぎ、浸透圧の関係で、猫が下痢を。結局、輸液の意味がなくなりましたので、注意して下さい。

さて、今日の猫吉は、まだ、本調子ではないと言え、凄い勢いで食べまくっております!
これで、一件落着になると良いのですが…。

そして、猫の為のリフォーム、いずれ趣味のビーチコーミングなどの明るい話題にも入りたいと思います。
付記
長年の多頭飼育ゆえ、猫の口内炎には沢山遭遇しました。ステロイド注射、抗生物質の投与、インターフェロンの目薬などが有効なので、リスクも踏まえたうえで、獣医師さんに従って下さい。まず、すっきり完治する事は稀だと思います。また、薬が効かなくなれば、また最初から投薬が難しければ、抜歯とレーザーの手術がベストだと思います。ただし、手術後も口内炎がぶり帰す場合もありますが、抜歯以前よりは楽なようでした。
家の猫達は、皆頑張って、非常に長生きしてくれたと思います。猫エイズ、猫白血病ウィルスのキャリアで口内炎でも20を越えてくれた猫もいます。お腹が空いているのに、口が痛くて食べられない可哀想な病気ですので、無理な延命という意味ではなく、家庭では食べさせる工夫をし、痛みを取る手段を獣医師さんと相談し、ステロイド注射以外も、様々なアプローチをする事が、のちの後悔につながらない気がします。
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