ラヴェンダーの咲く庭で

「みゃーきんぐ・ぷあ」から変更。保護猫と綴る日々の備忘録、独り言にすぎない半径5mの記録です!基本、読み専です。

憧れの、

2018-08-18 20:13:12 | 時は輝いている
前の記事の続きです。

バイオリン「ピグマリオン⇒ピグマリウスPygmalius」が誕生した「文京楽器」様に修理に出すことにしました。
2000年の作品ですから、楽器は18年ぶりの里帰りになります。

東京ドームの中を通って、





中央大学のすぐ近くに、文京楽器はあります。



ああ、見えてきました!




ショーウィンドウには大好きなマンドリン。

ああ、憧れのカラーチェのマンドリンでしょうか?

店内におずおずと入る、

分数楽器を選んでもらう子供達、
真っ赤なチェロケースを背負ったお嬢さん、
専門用語が飛び交うお客さん、皆さん品格が違います。






唯一手に取れる、ショーウィンドウから出してあるバイオリンも、



30万!
つまり今回持ち込んだバイオリンなど、もはや問題にならないわけです。(勿論私どもにはお宝ですが。車一台分がゴロゴロ)


試し弾き出来るように揃えてあるのかしらん?

文京楽器の小泉様、岡本様にお会い出来ました。
それにしても、スタッフ様の音楽歴が素晴らしいですね!

でも、以前は敷居が高くて逃げ出したくなった私も、
今回は堂々と、自分のニーズを、(音楽の愛も含めて?)伝えることが出来ました。
幼少時からマンドリンが好きであること、
今はバイオリンで、このバイオリンを何とか直してあげたいこと。

まず、ここのアルシェの弓は緩めてしまっていなかったので、完全にダメでした。


もう一本のドイツのギル社の弓は使えるとのことで、今回馬の毛を交換します。(これが私の一生の弓になります。)
そして、ブリッジ(駒)は完全に歪んでしまい、新たに購入します、意外と高いw
弦も全部交換です。
テールピースも交換です。
魂柱は立てられるとのこと。
あと、ペグの調整など微調整が必要、この楽器は一週間入院する事になりました。
金額は、量産型の安い新品のバイオリンが買えるお値段です。
一生、このバイオリンの主治医が出来て良かったと思いました。
素晴らしいお店です。

お店は70周年ですが、戦後の混乱期に、焼け野原の東京でバイオリンを愛していたんです、凄いわ。

来週、バイオリンのレッスン日なのですが、午前中に引き取り、
午後には、新旧2台持って先生のところで弾く予定です。忙しい。
そして、忙しいけど、幸福です。
人間暇だとロクな事考えませんしw



自宅に帰って、図書館に本を返却していないのに気が付く!





もはや、どこからでも読めるものを、ボケボケで日本の歴史も危ぶまれるわ、近頃w





東京ドームの中を通り抜けた時にUNIQLOがあって、半額のブラウスを買う。
銀髪になっても良いようなプレーンな物しか買わない。
新しい紺のケースのピグマリオン用だ。
私は黒子で、バイオリンだけが、ポッと目立てばいいのである。
ギルの六画に面取りされた、螺鈿の弓はさぞかし弾くときは美しいであろうし。



そして、今日は練習していなかったので、夢中で練習した。
とにかく今日は体が痛くない、弾くのが楽しくて仕方がない。
師匠が言われるように、この楽器も、数千円の弓もそんなに悪くないぞ、
結局は上手く弾く技術、努力と練習量なのだと思う。
技術が備わってこそ、あのクラスの楽器が生きてくるのだろう。
私には勿体なし。
一万時間練習すればだれでもプロです。(残された時間を思うと、達成不可能ですがwそれだけしているわけでないので)









美しい夕日と月、いつも通りの終わり方で。
コメント (9)
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