たった今、海鮮どんの亡骸は、近所の餌やりさんの元に帰っていきました。
雨の合間に来た小柄な彼女(以降Мさん)は、雨合羽を着ており、今からリウマチで曲がった関節で、一晩中、家無き子に餌を配るのです。
雨の合間に来た小柄な彼女(以降Мさん)は、雨合羽を着ており、今からリウマチで曲がった関節で、一晩中、家無き子に餌を配るのです。
(また、妊娠しそうな猫は、夜のうちに捕獲するのです。)
私は4月27日に海鮮どんに初めて会いました。
マグロのアラを煮ていたら、台所換気扇に面した庭に茶色いガリガリ、ふらふらな猫がいたのです。
「これは病気だ」と、とっさに手を出したら、
電光石火にシュツと素早く引掻かれ、捕獲に失敗、
5月2日、本当に動けなくなるまであれこれ待ち伏せし、短期間でしたが治療、
私は4月27日に海鮮どんに初めて会いました。
マグロのアラを煮ていたら、台所換気扇に面した庭に茶色いガリガリ、ふらふらな猫がいたのです。
「これは病気だ」と、とっさに手を出したら、
電光石火にシュツと素早く引掻かれ、捕獲に失敗、
5月2日、本当に動けなくなるまであれこれ待ち伏せし、短期間でしたが治療、
残念ですが我が家で死亡したわけです。
さて、海鮮どん、亡くなる数時間前に口パクでお返事したお話を書きましたが、
さて、海鮮どん、亡くなる数時間前に口パクでお返事したお話を書きましたが、
私は見事な茶色から、単純に「チャ」あたりを予測し、
「チャ、チャーちゃん」と呼んでみて反応があったわけです。
海鮮どんの箱を開けて対面したМさんは開口一番
海鮮どんの箱を開けて対面したМさんは開口一番
「ああ、バカチャに間違いない、こんなにお花を飾って綺麗にしてくれて、本当に、本当にありがとうございます。」と声をあげました。
お話では、海鮮どんは、もう高齢になってから現れ、
お話では、海鮮どんは、もう高齢になってから現れ、
3年間Мさんの元に通っており、食べ終わるとさっさと帰ってしまい、
手を出すとシュツと引掻いていたそうで、
お決まりの高熱もでて、それで「バカチャ」なそうです。
どんな寒い日も律儀に帰っていくので、庭に発砲スチロールのハウスを4つ置いたそうなのですが、一度も利用しなかったそうです。
とても食いしん坊、口内炎もヘイチャラ、
どんな寒い日も律儀に帰っていくので、庭に発砲スチロールのハウスを4つ置いたそうなのですが、一度も利用しなかったそうです。
とても食いしん坊、口内炎もヘイチャラ、
なのに、このところみるみる急激に痩せてきて、姿を消した(=私の家に来た)のだそうです。
私は、初め「Мさんとは、とうてい折り合いがつかないだろう」という気持ちがありました。
が、予算が無い、車も無い、自分の親並みの高齢者なのに、この地域の♀猫だけは殆んど避妊オペをしてくれています。
逆にワクチン、♂の去勢、病気猫の治療まではどうしても間に合っていません。
私は、初め「Мさんとは、とうてい折り合いがつかないだろう」という気持ちがありました。
が、予算が無い、車も無い、自分の親並みの高齢者なのに、この地域の♀猫だけは殆んど避妊オペをしてくれています。
逆にワクチン、♂の去勢、病気猫の治療まではどうしても間に合っていません。
猫嫌いのダンナ様は私と同じがん患者です。
彼女なりに【やれることは、積極的にやってくださっている】わけで、ここのところ、私の捕獲数が減っているわけなのです。
一人で14年闇の中で、
ネットで3年で素晴らしい猫の先輩達に出会え、先輩方から学び、
あれこれ、(私より身体的、環境的に好条件であっても)出来ない、やらないのに何故か教えたがる、やれないと口だけの人のお話、言い訳に辟易していた私には、だんだん彼女の実践がありがたくみえてきました。
お話しを聞くと、見覚えの無い猫の死体まで、「お前の増やした猫だ」と、新聞紙にくるんでМさんの家の入り口においてあるとの事。
そのような辛い社会の反発もあり、また餌やりも、年齢とともに疲れが見えてきます。
たかが庭の花でしたが、お花を添えてある海鮮どん(=バカチャ)を
彼女なりに【やれることは、積極的にやってくださっている】わけで、ここのところ、私の捕獲数が減っているわけなのです。
一人で14年闇の中で、
ネットで3年で素晴らしい猫の先輩達に出会え、先輩方から学び、
あれこれ、(私より身体的、環境的に好条件であっても)出来ない、やらないのに何故か教えたがる、やれないと口だけの人のお話、言い訳に辟易していた私には、だんだん彼女の実践がありがたくみえてきました。
お話しを聞くと、見覚えの無い猫の死体まで、「お前の増やした猫だ」と、新聞紙にくるんでМさんの家の入り口においてあるとの事。
そのような辛い社会の反発もあり、また餌やりも、年齢とともに疲れが見えてきます。
たかが庭の花でしたが、お花を添えてある海鮮どん(=バカチャ)を
「自分は治療出来なかったので、本当に良かったね」とありがたがっていただきました。
おずおずと「今はこれだけしかありませんが。」とビニール袋に包んだお札を、無理無理私に渡そうとしたので、押し戻し、
疥癬の知識と、お世話していた他の子がすでに伝染しているそうなので、その治療費に使う事を約束しました。
小さな体で、大きな海鮮どんの箱を、濡れないように、雨の中しっかり抱きしめていたので、お家までお送りしました。
帰り道、家の子は寒さや雨や悪意がしのげるので、何でも良くて(食べ物)、
お外の子には「今日が逢えるのが最後かもしれない。」と、
おずおずと「今はこれだけしかありませんが。」とビニール袋に包んだお札を、無理無理私に渡そうとしたので、押し戻し、
疥癬の知識と、お世話していた他の子がすでに伝染しているそうなので、その治療費に使う事を約束しました。
小さな体で、大きな海鮮どんの箱を、濡れないように、雨の中しっかり抱きしめていたので、お家までお送りしました。
帰り道、家の子は寒さや雨や悪意がしのげるので、何でも良くて(食べ物)、
お外の子には「今日が逢えるのが最後かもしれない。」と、
つい思うので精一杯美味しい物を探してあげているお話をしてくれました。
私の尊敬する猫の先輩とそっくりなお話で、うんうんうなずいてしまいました。
実際、Мさんの自転車がよくスーパーにとまっているのですが、
自分のものでなく、鳥や刺身、アラを買い求めているそうです。
海鮮どん、とっても大食いで刺身が大好きだったとの事。
私がアラを煮ている時に、初登場もうなずけました。
ハチドリの一滴かもしれない、完璧なやり方ではないですが、
また猫の病気や老後の事、問題は山積みですけど
猫の数は確かに、少なくとも仔猫が生まれている事は減ってきています。
私の尊敬する猫の先輩とそっくりなお話で、うんうんうなずいてしまいました。
実際、Мさんの自転車がよくスーパーにとまっているのですが、
自分のものでなく、鳥や刺身、アラを買い求めているそうです。
海鮮どん、とっても大食いで刺身が大好きだったとの事。
私がアラを煮ている時に、初登場もうなずけました。
ハチドリの一滴かもしれない、完璧なやり方ではないですが、
また猫の病気や老後の事、問題は山積みですけど
猫の数は確かに、少なくとも仔猫が生まれている事は減ってきています。
(c・w・二コルさんの取り立ててファンではないんですが、何だか、猫にも当てはまるなどと・・・。)
※※※
追記
Мさんは70代、この3年で100にちかい♀猫をオペしてくれています。
自宅にも10匹以上保護、ネット環境も、猫の知識もない、普通に昔の婦人です。
初めは反発を覚えましたが、毎日の夜中の活動を知り、
人気ブログランキングで、英雄的行為、
莫大なポチを得ている内容とさほど変わりはないのだと、
近頃は思うに至りました。