ラヴェンダーの咲く庭で

「みゃーきんぐ・ぷあ」から変更。保護猫と綴る日々の備忘録、独り言にすぎない半径5mの記録です!基本、読み専です。

奇跡は起こらず。

2009-05-07 13:17:33 | 星になった猫達
奇跡は起こらず。
  2009年05月07日13:00
海鮮どんに、あたたかい応援ありがとうございました。

海鮮どん、昨日午後5時には、お行儀よくお座りして、声無き声、口パクでお返事をしたり、
7時ごろは缶詰を食べたり、午前1時以降も香箱を組んで頑張っていました。
私がうとうとしてしまい、異変に気がついたのが午前5時ちょっとまわってからです。
段ボールに開けた入り口に後ろ足が不自然に突っ張って出ていた、
音も無く、静かに寝たまま硬直していたのです。
10年前に疥癬にかかって道路にいた捨て猫「ペンちゃん♂」、FIPウェットの「しっぽちゃん♂」最後のケースとまるっきり同じく、
つまり、脳にウィルスがまわった時と同じく、静かに痙攣していました。
とても獣医さんの開く時間には間に合わなかったです。
また、獣医さんでの最初の処置の時、お会計でフロアーの患畜の犬さんに吠えられても、限界まで緊張して、もう力尽きてキャリーでぐったりしていた姿に哀れを感じ、
自宅に近づくにつれて、見覚えのある縄張り、空気の匂いにしゃんとした姿を思い出すにつれ、わが家で亡くなってよかったのだと思います。
家の子になるとどの子にもテーマ曲があり(泣笑)、
海鮮どん、格段悪い方に向かっておらず、熱も無く、膿も止まり、小康状態だったので非常に残念で呆然としています。
狭い無農薬=放置の庭の花、薔薇(オーギュスト・ルノワール)、ラベンダー、ジャスミン、紫蘭、薔薇アカシアと腕に私の髪の毛を結んでおきました。
(今現在、今回に限り、近所の餌やりさんに電話していますが、連絡取れません。飼えなくても、治療できなくても、もしかして可愛がっていたかもしれない、氷と発砲スチロールで対処しています。)

最後に、友人にあてたメールを抜粋しておきます。


○○さま、

やはりF先生は天才です。

海鮮どん、
昨夜一時までは普通にしており、香箱も組み、私も寝てしまい、今朝5時少し過ぎに異変に気づいた。
段ボールの中で痙攣して、冷たく棒のようになっていた。
足がもつれて不自然に入り口に出ていた。
もう体が半分硬かった。
すぐに箱から出して、ずっと撫でていると、意識が無くても硬直がとけ、まだまだ死にたくないように、少し暖かくなって、

しかも、初めて優しく撫でてもらえた体は、本当に、本当に嬉しそうで、

静かに呼吸しながら、かなりこの世に未練があるようで、
6時8分頃に完全に旅立っていった。
毛は見事な赤毛で、顔以外は綺麗に揃っており、
前足の毛が口を引掻いていた名残で無く、また少しタコの様になっていて、
片方のかかとの部分も毛が無かった。
肉球は真っ白だった。
昨日の午後、立ち上がり、声無き声で、口パクで「にゃ」と返事をしていたのだが、
生粋の野良で無く、
本当は、スタート時は、飼い猫だったのだと思う。

色々片付けて、倒れていた段ボール箱に
尿失禁と、見事に健康的な大を見つけ、「ああ勿体無い、残念だ」と思い、
ゴハンの器を片付けて、
鰹節、ドライフード、モンプチ「7歳ビーフのふんわりそぼろ仕立て」缶が半分以上食べてあり、
日々ご機嫌な様子になってきていたので、本当に、本当に、残念に思った。
最後の症状はウィルスが脳に入った時(FIPのしっぽちゃん)にそっくりだった。
連休もあけ、世間も病院もこれから通常の流れになる、
「最低でも、連休明けには何がなんでも捕まえねば」とじりじり思っていたが、
まさか、こんなに早く逝くとは思いませんでした。
ギリギリまで弱みをみせないで頑張ざるをえない野良ネコは本当に哀れです。

政宗、レモン、カラス対決に餌をやっていたМさんに聞いてみようと思います。
知らないと気持ちは、何時までも探し続けるかもしれないから。

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あまりに短すぎて、僅かな写真しかないのですが、
我が家に来て、すぐお★になったので、楽しい日々が無かったのではと残念です。
コメント (6)
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