こんにちは、尾張美也子です!

暮らしの中で感じたことを気ままに綴っていきます。

大荒れの国立

2011年09月21日 | 議会
今日で国立市議会第3回定例会、最終本会議が終わりました。

夕方から台風で国立も大荒れでしたが、議会も荒れました。

大きな話題は、市長が、最終本会議に出した補正予算第6号議案。

ある市民の方がだした2件の住民訴訟(元上原市長に3600万円を請求するよう市に求める訴訟と住基ネットの接続をしないのに、接続のための費用を使っていたことに対する訴訟)に対する控訴を佐藤市長が取り下げることで、住民の勝訴が確定し、その住民の方に支払をするための弁護士費用いついての予算約480万円を盛り込んだ補正予算でした。

裁判自体の問題はさながら、弁護士費用も二つ性質のの違う裁判に対して着手金を60万円、成功報酬を120万円として各裁判で240万円づつを支払うというのです。

高裁の判決を待たずに、市長が取り下げたことで生まれた費用であり、これを市民の税金から支払うということで、

本来ならば、きちんと委員会にかけて審議できるために準備をして丁寧に行うべきなのに、

最終本会議に突然かけて、資料請求をする間も持たせず、即決を狙っていたとしか思えません。

7会派で、そのような乱暴な予算はやり直すように修正予算を出しましたが、残念ながら多数決で1票差でした。


まず、この市長が市民に3600万円も請求するという裁判を起こすこと自体が野蛮なことだと思います。

明和マンション訴訟も景観法の運動も元市長が一人で起こしたことではなく、市民運動のなかで議会をとおして行われてきたことからも、市長個人に責任をと訴えること自体がおかしいのです。

この裁判が市民の暮らしを守るものではなく、この裁判にかける動力・税金を考えると、国立市にはやらなければならない課題たくさんあること。

これらのことを考えても、財政が厳しいというのに、市民のためにならない裁判に費やすのはやめて、和解の道を選ぶ勇気を持ってほしいと切に思います。

保守系の議員さん方は、委員会でも「戦う」という言葉を使う人もいましたし、なぜか、1審の結果だけで、法律を守らなければと鬼の首をとったように上原さんにお金を請求するのが当たり前という主張でした。



最後に、議員提案の意見書「年間被曝線量 1 ミリシーベルトを超える地域住民の選択的移住を保障する制度の構築を求める意見書」を提案して、

いろいろと討論の末、自民党・公明党・民主党は反対しましたが、賛成多数で、採択されました。

時間延長で、20時半くらいまでかかりましたが、最後に提出した議案が採択されて、ほっとしました。


そのあと、議会報編集委員会でした。

今回から、市議会報告の紙面を充実させて6ページ仕立てにするというので、

大きな改善点は、一般質問の充実と採択の結果表に各議員・会派の賛否を示すという点でした。

一般質問については、顔写真をいれて充実を図るということで決まりましたが、

審議結果の表に各会派の態度を入れる(これによって、どの議員がどの案件に賛成・反対したかが一目でわかるようになるもの)ことについては、
自民党の一部の方が反対をしていて、入れられなくなりました。

市民にとっては、どの議員が議会でどんな態度をとったか知る権利があるし、知りたいと思います。

私も、それこそ、知ってほしいと思います。

自分の議会での態度に自信があれば、市民のみなさんにはっきり知らせてよいと思うはずですが…

ほとんどの市議会では、結果だけでなく、各議員の票決が示されています。国立は、そんな点でも遅れているなあ。

議会が終わったら、暴風雨が静まっていました。

今、東北が大変な様子です。

大震災で大変なところにこれ以上の被害が出ないことを祈るばかりです。




















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